2006年10月20日

交通事情の悪さに驚く

エジプトにて

 エジプトで生活してカルチャーショックを受ける日本人は多い。日本人が集まる会合では、その話題で花が咲く。トイレの構造の話から、交通事情、食生活、イスラム教文化に至るまで、話題は尽きることがない。特にそれらの中で群を抜く話題は交通事情だ。

★ 続きを読む前に、ご協力お願いします! ⇒ 人気blogランキングへ


 とにかく三車線も四車線もある車道を、人々が平気で渡り歩く。高速道路上ですら、車のすき間をくぐりぬけるように歩いたり走ったりする。

 一月ほど前、ギザの路上を運転中、孫と嫁を連れた老人が、四車線ある道路を横切り始めて、走り出し、孫に気を取られてか、私の車に全然注意を払わずに車体の右側面に衝突してきた。まさに“体当たり”だった。老人は車で病院に搬送中に意識を取り戻し、レントゲン撮影で骨折もなく、ほっとしたものの、改めて交通事情の悪さに思いを致さざるを得なかった。

 運転手側には、発進や車線変更の合図、一時停止の習慣がなく、路上での衝突も多い。信号方式ではなくミダーン(広場)方式の道路構造から、交通量の多い広場では、多方向への車両が入り乱れて混乱するなど、構造上の問題もあるようだ。

 ラマダン(断食月)期間は、断食明けに間に合わせようと車両が夕方の一定時間に集中し、その時間は警官も職場放棄することから、交通整理ができずに、運転手同士が衝突して譲らず、無駄なけんかが延々と続いて、渋滞がさらに激しくなることもある。

(S・カイロ在住)

★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ


トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by かもめ   2006年10月20日 19:02
私もカイロの交通事情にはげんなりしています。しかし、ある日気づいたのですが、歩行者が「車のすき間をくぐりぬけるように」渡り始めると、割合ドライバーは気をつけていて、渡らせているような感じ。思いのほか、歩行者優先だな、と感じたことがありました。
とはいえ、カイロに来て以来、2回車に軽く接触しました。やっぱり危険ですね・・・。Sさんも気をつけてくださいね・・・。
2. Posted by 蚊め!   2006年10月21日 02:02
ミダーン方式を詳しく教えてくださいませんか?
3. Posted by 筆者より   2006年10月26日 17:57
かもめさんには、いつも暖かい助言を頂き感謝しております。カイロに長くお住まいのようですね。エジプトを暖かな視点から見つめておられるようで、とても参考になります。今後も貴重なご意見、感想をお寄せ下さい。
4. Posted by 筆者より   2006年10月26日 18:44
蚊めさんへ、ミダーン方式とは、交差点を円形の広場にして、広場を回りながら、自分の行きたい方向に行ける様工夫してある交差点です。信号が無いので止まる必要が無く、スムーズに行ける長点があります。「車は出来るだけ止まらずスムースに走り続けることが出来るように」との発想から来たものと思われます。
直線道路もかなり長めにしてあると共に、次のミダーンまで、左折出来ない構造になっており、Uターンをした上で戻ってきて右折するという形になります。
交通量が少なけれは、少々走行距離が長くなってもスムースに流れて便利ですが、車量が多くなると、無駄な走行をする分、交通量を増やし、ミダーンでは、大量の車両が一度に広場に集中して身動きが取れない状況に陥ることがあり、追突事故や、接触事故が多発する傾向が見られます。

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

電子ブック
シベリア鉄道見聞録 ウラジオストクからモスクワまで、「ロシア号」6泊7日同乗ルポ! ほか電子ブック多数!
メルマガ

このブログは、メルマガ「ワールド・ニューズ・メール」と連携しています!


Profile
世界日報社
日刊紙を発行する新聞社。世界各地に特派員を配置し、海外情勢とオピニオンにめっぽう強い。日本初の電子新聞も運営中。
QRコード
QRコード
最新コメント
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ