2006年11月16日
聖マーチンを祝う子供
ドイツにて
ドイツには、クリスマスやイースターのほかにも、キリスト教に基づいた祝日や記念日がいろいろあり、宗教的行事が行われる。
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その中の一つが十一月十一日の聖マーチン祭だ。千六百年以上前のある日、マーチンという親切な兵士が、貧しい人に自分のマントを半分わけてあげた夜、夢にイエス・キリストがそのマントを着て現れた。それがきっかけで、彼はキリスト教徒となり、聖人になったといわれている。
祝日ではないが、この日を前後して、子供たちのちょうちん行列が行われる。聖マーチンに扮した人物が馬に乗って先頭を行き、その後を音楽バンドとちょうちんを持った子供たちが続く。
幼稚園や小学校では、この時期になると、ちょうちん作りが課題となり、家庭では両親がそれを手伝うはめになる。ちょうちんの形はさまざまで、ローソクは危険なので豆電球を中に入れ灯をともす。
夕方にはちょうちんを持って、子供たちは各家庭を訪れる。ドアの前で、聖マーチンやちょうちんの歌を歌うと、ご褒美に菓子をもらえるのだ。しかし中には本来の趣旨を忘れてしまった子供もいる。ドアを開けると、手に持った袋を開いて、歌うどころか何も言わずに立っているので、あきれてしまうことがある。
ともあれ、毎年、自分を犠牲にして困っている人を助けた聖人を思い出して祝うのは、子供たちに良い影響を与えるはずだ。
(カズ・独ノイス在住)
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祝日ではないが、この日を前後して、子供たちのちょうちん行列が行われる。聖マーチンに扮した人物が馬に乗って先頭を行き、その後を音楽バンドとちょうちんを持った子供たちが続く。
幼稚園や小学校では、この時期になると、ちょうちん作りが課題となり、家庭では両親がそれを手伝うはめになる。ちょうちんの形はさまざまで、ローソクは危険なので豆電球を中に入れ灯をともす。
夕方にはちょうちんを持って、子供たちは各家庭を訪れる。ドアの前で、聖マーチンやちょうちんの歌を歌うと、ご褒美に菓子をもらえるのだ。しかし中には本来の趣旨を忘れてしまった子供もいる。ドアを開けると、手に持った袋を開いて、歌うどころか何も言わずに立っているので、あきれてしまうことがある。
ともあれ、毎年、自分を犠牲にして困っている人を助けた聖人を思い出して祝うのは、子供たちに良い影響を与えるはずだ。
(カズ・独ノイス在住)
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この記事へのコメント
1. Posted by 蚊め! 2006年11月16日 15:05
アメリカのハロウィーンと似てますね。
2. Posted by karu 2006年11月16日 19:55
「ドアを開けると、手に持った袋を開いて、歌うどころか何も言わずに立っているので、あきれてしまうことがある。」
そういう子には、「ほら、歌ってみろよ〜。歌えないのかあ?ひょっとして音痴か、君?よ〜し、おじさんが歌ってやろう。」と、北島三郎の歌をこぶしをきかせて歌うと、ドイツの子の異文化体験に貢献していいのではないかと思います。
そういう子には、「ほら、歌ってみろよ〜。歌えないのかあ?ひょっとして音痴か、君?よ〜し、おじさんが歌ってやろう。」と、北島三郎の歌をこぶしをきかせて歌うと、ドイツの子の異文化体験に貢献していいのではないかと思います。
3. Posted by カズ 2006年11月17日 02:46
蚊め!さんへ
確かに似ています。ドイツにもハロウィーンの風習がだんだんと入ってきて、今年は我が家にも子供が尋ねて来たそうです。それは10月31日で聖マーチン祭の少し前。お菓子をあげる方としては大変です。
確かに似ています。ドイツにもハロウィーンの風習がだんだんと入ってきて、今年は我が家にも子供が尋ねて来たそうです。それは10月31日で聖マーチン祭の少し前。お菓子をあげる方としては大変です。
4. Posted by カズ 2006年11月17日 02:50
karuさんへ
なかなかいい考えですね。私は歌えませんが、子供達にはちゃんと、歌わないとお菓子はあげないよと言います。
なかなかいい考えですね。私は歌えませんが、子供達にはちゃんと、歌わないとお菓子はあげないよと言います。
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