2006年11月23日

大学コーチの法外な給料

米国から

 いやはや驚いた。米国内のアメリカンフットボール人気は過熱気味と感じていたが、これほどとは。コーチの平均年俸は九十五万ドル(約一億一千二百万円)。といってもこれ、プロの世界の話じゃない。大学アメフトの話である。

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 アメフトといえば、プロのナショナル・フットボールリーグ(NFL)を思い浮かべるが、米国では大学アメフトも引けを取らないくらい高い人気を誇る。シーズン中は三大テレビネットワークがそろって大学アメフトの試合を中継することも珍しくない。

 何より驚かされるのは、大学アメフト界のリッチぶりだ。USAトゥデー紙は十六日付一面トップで強豪チームを率いるコーチの給料に関する特集記事を掲載したが、「これ、本当にアマチュアスポーツなの?」と思うほどの金満体質なのだ。

 同紙によれば、強豪百十九校のうち少なくとも四十二校のコーチが年俸百万ドル以上で、二百万ドル以上も九人いる。報酬はこれだけではなく、自動車、ゴルフ会員権、プライベート・ジェットや別荘の使用権など、さまざまな特典が提供される。成績次第で別途ボーナスも支払われる。

 これは大学アメフト界がチケット収入や放映権料などで潤っている証拠ではあるが、健全な状況とは思えない。ケンタッキー州ルイビル大の教授の平均年収は九万五千ドル(約千百二十万円)。これに対し、同大アメフト部のコーチはその十七倍に相当する年俸を手にしている。

 さらに問題なのは、選手である学生とのバランスだ。彼らはプロではないから、せいぜい奨学金などがもらえる程度だろう。学生たちが流した汗水によって、コーチが常識外れの報酬を受け取るというのは、教育上いかがなものなのだろうか。

(J)

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この記事へのコメント

1. Posted by karu   2006年11月24日 17:50
驚きました!「金」がすべての世界か・・・?
しかし、チームの成績が悪かったら首切られるとか、不安定な職では?
大学アメフト界がもうけたお金を、何らかの形で社会に還元してくれたらいいんですけどね。
2. Posted by ゆきどん   2006年11月26日 10:50
学生達が法外なと思っているかどうかは疑問です。逆に感謝しているのではないでしょうか?自分では払えないコーチ料を大学のチームに所属するだけで指導してもらえ、さらには自分がプロとしてやっていける力を付けてもらえる。金額を明示しているという事はコーチもプロとしての自覚があるからでしょう。むしろ裏ではいくらもらっているか分からない,団体としては火の車なのに会長だけが肥え太っている状態の方が金満だと思います。
3. Posted by コーチ   2006年12月03日 05:53
1 素晴らしい事では?日本では指導者の地位は低すぎ。億の年収を稼ぐプロ野球選手もその基盤を築き上げ支えてくれたのはボランティアコーチたちによるものがほとんどでしょう。アメフトに限らずバスケや体操、陸上のコーチたちの確立した職業としてのスタンスがアメリカのようなスポーツ大国を支えているのでしょう。日本のようなスポーツ貧国には理解し難い事かも知れませんが…。
4. Posted by karu   2006年12月03日 19:46
ゆきどんさん、コーチさんのご意見、参考になりました。
ボランティアコーチに頼るのもどうかと思いますが、「教授の平均年収は九万五千ドル(約千百二十万円)」で、コーチが「平均年俸が九十五万ドル(約一億一千二百万円)」って、ちょっとな〜。平均ということは、これ以上の人もいるわけですよね? それに、「勝ち負け(という結果)」だけが大事な感じもしませんか?
でも、そもそもプロとアマチュアの違いを設け、アマチュアに精神論やボランティア精神だけ求めるのもどうかと思いました。
 

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