2006年12月07日

人気の昆虫食

タイから

 昆虫やその幼虫・さなぎというのは、インドシナ地域ではごくありふれた日常の食材だ。

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 タイでは路傍の屋台で、一袋十匹程度入った揚げバッタが五バーツ(約十六円)で売られている。少々、バリバリする食感は避けられないが、タイのしょうゆナンプラーを少し垂らして酒のさかなやスナック代わりに楽しむ常連は多い。ラオスでもセミのてんぷらがある。

 わけてもタイでは最近、竹の中で成長する「ロットドゥアン」というイモ虫が注目を浴びている。ロットドゥアンとは快速列車の意味で、イモ虫の形が快速列車に似ていることから、こうした名前が付いたらしい。

 この「ロットドゥアン」はイモムシに似てはいるが、エビのような風味とナッツのような味が人々を魅了し、なかなかの“人気商品”となっている。

 中がほとんど体液で占められていることから消化にいいし、栄養学的には脳の活性化に役立つ酵素も含まれているという。

 とりわけこの「ロットドゥアン」がおいしくなる季節が、雨期明けの十月から十二月までだそうで、今が「秋のサンマ」ならぬ「乾期のロットドアン」というわけだ。塩を入れて煎(い)るか、揚げてナンプリックを振り掛けて食べるのが一般的だ。

 なお世界的に見ても、虫食いならぬ昆虫食の歴史と文化は深遠だ。味もよく滋養にも富んだ虫食いを、ゲテモノ扱いしてはいけない。

 そもそも、カニやエビなら喜び勇んで食べる人が、同じ節足動物の昆虫となると途端に毛嫌いするというのは理にかなっていない。

 日本でだって、少しばかり昔には、ハチノコ(クロスズメバチの幼虫)やイナゴなどを貴重なたんぱく源として胃袋に収めていたし、東北では今も珍しくない。浅草には、今でもイナゴのつくだ煮が売られている。

(T)

sekai_no_1 at 08:41│Comments(2)TrackBack(0)アジア 

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この記事へのコメント

1. Posted by karu   2006年12月07日 16:21
「味もよく滋養にも富んだ虫食いを、ゲテモノ扱いしてはいけない」

生き物だから、アミノ酸からできているはずか・・・。
Tさんのおっしゃるとおりですが、昆虫好きの私(小学生のとき、幼虫から蝶になるまでせっせと世話)には、可哀想でイモムシ君は食べられそうにありません・・・。
 
2. Posted by 蚊め!   2006年12月08日 01:04
時々イナゴに人間はやられるんだから、たまには復讐しないと(笑)

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