2007年01月04日

“中国に主張”する方法

韓国にて

 今、韓国で人気のドラマは、MBCで放送されている扶余の滅亡と高句麗の建国を描いた「朱蒙」とKBSで放送されている高句麗の滅亡と、渤海の建国を描いた「大祚栄」です。久しぶりに見応えのあるドラマで、視聴率も40%を超えています。

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 二〇〇二年に本格的に開始された中国社会科学院の研究が、韓国で物議を醸してきました。というのは、六六八年の新羅・唐連合軍の高句麗攻撃を「唐が高句麗を征伐した中国の統一戦争」と規定し、渤海についても「主権を持った独立国家でなく、唐の地方政権だった」としたからです。

 そのような中で、韓半島と東北地方はもともと韓国の領土であると、中国に対してメッセージを送るかのような、この二つのドラマは、韓国らしい主張の仕方だなあと思います。

 ドラマの中で、中国からの数限りない侵略に対してことごとく中国軍を撃退したことを表現しています。つまり、中国から支配を受けない独立国家であったと主張しているわけです。

 日本の学校では、渤海は韓半島とは区別されて、新羅による韓半島統一と習いましたが、韓国では渤海と新羅の南北朝時代と教えているらしいのです。朝鮮民族は満州まで領土を持っていた強大国であったと主張しています。国によって歴史の認識は本当に隔たりがあると感じます。ロシアを含めた日中韓の四カ国の東北地方(満州)に対する歴史認識の比較をしてみたら面白いと思います。

(きょん・ソウル在住)

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この記事へのコメント
日、中、韓だけじゃなく、台湾も入れないと、「歴史に基づいた評価」は難しい。
Posted by 蚊め! at 2007年01月04日 15:01
韓国は領土問題に関して、竹島の切手を発行したり、こういうドラマをつくったりしているイメージがあります。対外的にはどうかわかりませんが、国民感情を一方向に持っていく上でうまい方法で、頭いいな〜と感じてしまいます。でも、私はそんなやり方をとらない日本を誇りに思うのですが。
Posted by karu at 2007年01月06日 22:00