2007年01月18日

急増する携帯電話中毒

タイから

 急速に普及する携帯電話が、文化や日常生活にまで影響力を強めている。タイでも少なからぬ携帯電話の悪影響が指摘されるようになった。

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 特に若者の間では携帯電話が必要不可欠なものとなっており、新機種が発表されるたびに話題になるなど、物欲主義を刺激するようになっていることに対する批判が相次ぐようになった。

 とりわけ批判が強いのが近年、女子高生や女子大生の売春が増加している背景の一つに携帯電話が絡んでいるからだ。携帯電話そのものを購入したいという理由で、手っ取り早くキャッシュが手に入る売春に手を出すこともあるし、家族に知られることなく携帯でその手の客とコンタクトできるようになったことも“携帯売春”が急速な伸びを示している理由になっている。

 また、“携帯売春”ほど深刻なものではないものの、子供が部屋に閉じこもって友人と携帯電話で話す時間が増え、家庭内で両親や親類などと会話を交わすことが少なくなって家族の絆(きずな)が弱くなっている現実もある。

 現在、タイの携帯電話サービス会社では、通話料の値引き合戦が行われている。六百九十九バーツ(約二千三百円)の基本料金さえ支払えば、午後六時から午後十時までを除いた二十時間通話料無料のサービスが人気を集めている。

 こうした料金体系から若者たちの通話時間が急増するようになり、耳なりや偏頭痛を訴えるケースも増えてもいる。

 こうした携帯市場のパイが急速に進んだことで、タイでは昨年九月から携帯電話番号がこれまでの九けたから十けたに変更された。新番号は二けた目に八の数を入れて使用される。九けたと十けたの電話番号が双方ともに使える三カ月の移行期間と経て、昨年十二月から正式に十けたに変わった。

(T)

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sekai_no_1 at 10:38│Comments(1)TrackBack(0)アジア 

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この記事へのコメント

1. Posted by 武   2007年03月04日 09:30
1 それなら、餓鬼と馬鹿に携帯を使わせない法律を作って、徹底的に厳しく取り締まりゃあいいだろう←「癒やし」と「馴れ合い」は別物だね。

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