2007年01月23日

申し合わせの記者会見

英国から

 日本の記者クラブの閉鎖性は周知のことながら、外国に出てまでその慣行を続けているのにはあきれてしまう。先日、ロンドンで行われた日英首脳会談後の記者会見に出たが、会見場は安倍首相に同行してきた日本からの記者団が大多数(恐らく三十人以上)で、他に英メディアから数人、それに外国人特派員たちが十人余りという程度だった。

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 質問時間になり、日英双方のメディアからそれぞれ三人に質問が許された(つまり、その他の記者は蚊帳の外に置かれた)。しかも、日本側では記者団と政府報道官との間であらかじめ取り決めが行われているようで(日本国内では当たり前のことながら)、多くの記者が挙手しても政府報道官は指定された記者だけを見ていて他は全く無視(このやり方は韓国大統領訪英時の記者会見でも同じだったが)。指定の記者(今回は時事、産経など)は予定通りの質問を行い、安倍首相からはそれなりの答えが返ってくる。他方、英国側も記者会見での暗黙のルール(BBCなどの大手メディアに優先順位)があるものの、日本ほど厳格ではない。

 自由な質問が許されないわけだから、結果は推して知るべし。日本の各メディアはどれもほぼ同じ内容の報道を大々的に流す一方、英メディアやその他外国のメディアはほとんど何も流さない。安倍首相が「主張する外交」を強調しても、会見場で記者との突っ込んだやりとりがなければ外国メディアは無関心だ。

 日本の声が国際的に認知されるためには、何よりも日本のメディア界の談合的体質、政府との癒着関係を改めて、広く市場開放することが必要だろう。

(H)

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sekai_no_1 at 08:54│Comments(2)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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この記事へのコメント

1. Posted by karu   2007年01月24日 02:55
まさに、談合であり、ヤラセですねえ。
どうして日本のメディアは文句を言わないんですかね。

日本人はまだディベートに慣れてなくて、想定外の質問にあたふたしてしまうから? 「外国のメディアの前で恥をかかせないでくれ〜」「しゃーないな。」という関係?
2. Posted by KPA   2007年01月27日 16:54
4 記者クラブ制をそのまま外国に移動させるだけなんて、本当アホらしいですね。日本人は世界から未だに取り残されていると感じます。

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