2007年02月01日

“値引き交渉”の面白さ

エジプトにて

 どこの国でも土産物を買うのに便利な市場があるものだが、エジプトではカイロのハンハリーリがそれに相当する。歴史は古く、十四世紀末に市ができたとされる。

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 市場の中は細い道がくねくねと曲がりながら何本にも分かれており、ちょっと油断すると出口が分からなくなる「迷路」でもある。道の両サイドには、金銀細工や香辛料、パピルス、宝石類、香水・瓶、Tシャツ、水タバコなどをびっしりと並べた店が無数に並んでいる。

 ここでの買い物の面白さは、値引き交渉ができることで、過去には言い値の三分の一程度で買ったことがある。今回は同種類のものを二百個ほど買う必要があったので、どこまで値引きできるか、挑戦してみた。

 幾つかの店を回り、買いたい品物の底値が大体分かった。底値を知るには言い値の十分の一ぐらいから交渉を始め、値が合わないと言っては店を出ることを繰り返す。店側は原価割れでない限り追ってくるので、値段交渉で決裂し、店を出ることを恐れてはいけない。結局、高級ホテルやハンハリーリ内高級店での価格の十分の一、良心的なハンハリーリの店の「まけた値段」の三分の一ぐらいだった。

 ただ最終決定までに四回も足を運んた。なぜなら「同質の物」と約束しても、店側は質を落とした偽物を準備していたからだ。三度目でやっと同質の物を二百個そろえてきた。化かし合いの場でもある

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この記事へのコメント

1. Posted by かもめ   2007年02月03日 02:41
外務省や日本の政府系機関から派遣されてくる方々、特に、研修生の方は、この市場で「エジプト人を理解する研修」を積んではどうかと思うのですが。アラビア語だけでなく、エジプト人の行動と考え方を知り、居丈高々にならずソフトに、微笑しつつもしっかりはっきり主張を通す方法を身につけるために。


2. Posted by S   2007年02月13日 05:59
かもめさんのご意見はいつも的を射ていると感じます。赤裸々なエジプト人を知り、交渉上手になるための最高の訓練の場かもしれません。かなり疲れますが。
3. Posted by S   2007年02月13日 06:03
かもめさんのご意見はいつも的を射ていると感じます。赤裸々なエジプト人を知り、交渉上手になるための最高の訓練の場かも知れません。かなり疲れますが。
4. Posted by かもめ   2007年02月13日 22:11
ありがとうございます。
Sさんの4回の交渉、お疲れ様でした(笑)。
日本の外務省の方々には、本当に交渉上手になってほしいです。表面は教養のある優雅な紳士、内面は、浪速の商人以上の交渉上手な商人に(日本はやはり「商人の道徳」があるから)。しかし、ハンハリーリの商人の「イスラムの道徳」はどこへ行ったのかな? 近くに有名なモスクが多くあるというのに。
5. Posted by 武   2007年03月05日 09:28
「イスラムの道徳」とやらもカネとなれば話は別!という話ですな。
全ては「神の思し召し」で解決。

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