2007年02月06日
ロシア正教の効用
ロシアから
「人間がサルから進化したというダーウィン理論は、人への最大の冒涜(ぼうとく)である。私たちは、聖書を学校で教えることを提案する」
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驚いたのは、モスクワのルシコフ市長が、総主教の考えを完全に支持したこと。
共産主義という精神的支柱を失ったこの国では、ロシア正教が勢力を拡大している。力の源泉は、政権が後押ししていること。エリツィンは反ソ連の立場から、プーチンは愛国主義的立場から、正教を支持している。
筆者もロシア正教に興味を持ち、信者に質問してみる。彼らは「カトリック・プロテスタントとの違い」等々、神学的な話をするので、訳が分からない。しかし、ロシア正教が、幾つかの社会問題を解決する助けになることは確信した。
一、少子化問題対策。熱心な正教信者は、避妊も中絶もしない。それで、教会に行くと四、五人の子供を連れて礼拝に来る家族が多い。これは年間七十万人口が減少しているロシアの希望である。
二、売春・麻薬対策。欧州では弱い麻薬と売春を合法化する流れである。正教は絶対反対で、「欧州の行き過ぎた人道主義は世界を滅ぼす」と非難している。
三、肥満対策。ロシアは世界第二の肥満大国である。しかし、熱心なロシア正教徒はやせている。なぜかというと、「ポスト」といわれる節食期間が年間二百日以上ある。信者はこの期間、「動物性のもの」(肉・卵・乳製品等)を食べないので、スリムな体になる。
そのほか、アル中対策・家庭崩壊対策等々、いろいろ肯定的作用があるようだ。まあ、これはロシア正教に限らず、まともな宗教の持つ良い側面だろう。
(Y)
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共産主義という精神的支柱を失ったこの国では、ロシア正教が勢力を拡大している。力の源泉は、政権が後押ししていること。エリツィンは反ソ連の立場から、プーチンは愛国主義的立場から、正教を支持している。
筆者もロシア正教に興味を持ち、信者に質問してみる。彼らは「カトリック・プロテスタントとの違い」等々、神学的な話をするので、訳が分からない。しかし、ロシア正教が、幾つかの社会問題を解決する助けになることは確信した。
一、少子化問題対策。熱心な正教信者は、避妊も中絶もしない。それで、教会に行くと四、五人の子供を連れて礼拝に来る家族が多い。これは年間七十万人口が減少しているロシアの希望である。
二、売春・麻薬対策。欧州では弱い麻薬と売春を合法化する流れである。正教は絶対反対で、「欧州の行き過ぎた人道主義は世界を滅ぼす」と非難している。
三、肥満対策。ロシアは世界第二の肥満大国である。しかし、熱心なロシア正教徒はやせている。なぜかというと、「ポスト」といわれる節食期間が年間二百日以上ある。信者はこの期間、「動物性のもの」(肉・卵・乳製品等)を食べないので、スリムな体になる。
そのほか、アル中対策・家庭崩壊対策等々、いろいろ肯定的作用があるようだ。まあ、これはロシア正教に限らず、まともな宗教の持つ良い側面だろう。
(Y)
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この記事へのコメント
1. Posted by karu 2007年02月06日 22:43
世界おもしろニュースを読むと、一民族だけではない、人間のさがというか、共通点を見出せそうで興味深いです。宗教問題・携帯電話が引き起こす問題等。もちろん単純な一般化は危険だし、科学的にはもっと検証が必要ですが。
宗教を麻薬と見るか、人間の存在に不可欠なものと見るか。私は、すべての人間が宗教なしに生きられるほど強いわけじゃない、と思います。人によっては、家族や趣味やボランティアが満足や存在意義を与えるでしょうが。
ただ、「人間がサルから進化した」って、考えようによっては、素晴しい事ではないでしょうか? 「我々は神に選ばれたのだ!」と素直に喜べないのはなぜ?
宗教を麻薬と見るか、人間の存在に不可欠なものと見るか。私は、すべての人間が宗教なしに生きられるほど強いわけじゃない、と思います。人によっては、家族や趣味やボランティアが満足や存在意義を与えるでしょうが。
ただ、「人間がサルから進化した」って、考えようによっては、素晴しい事ではないでしょうか? 「我々は神に選ばれたのだ!」と素直に喜べないのはなぜ?
2. Posted by maghetto 2007年02月07日 09:11
>「人間がサルから進化した」って、考えようによっては、素晴しい事ではないでしょうか? 「我々は神に選ばれたのだ!」と素直に喜べないのはなぜ?
『聖書にそう書いてないから』でしょうね。
その宗教が最も重要視する根本経典をまず否定せず、肯定するところから宗教への信仰が始まります。
そもそもの根本的な教えや主張に疑問をもってしまっては信仰自体が危うくなるからでしょうね。
勿論、そうすると現代科学と相反する事柄は一杯でてくるので、原理主義的な人は丸呑みに信じ、現代科学を否定する方法を採りますし、現代科学は否定し難い、しかし宗教の教義に疑問を持たないという人は整合性を持たせようと「聖書に書いてある事柄は“比喩表現”である」等と解釈しようとする人もいます。
『聖書にそう書いてないから』でしょうね。
その宗教が最も重要視する根本経典をまず否定せず、肯定するところから宗教への信仰が始まります。
そもそもの根本的な教えや主張に疑問をもってしまっては信仰自体が危うくなるからでしょうね。
勿論、そうすると現代科学と相反する事柄は一杯でてくるので、原理主義的な人は丸呑みに信じ、現代科学を否定する方法を採りますし、現代科学は否定し難い、しかし宗教の教義に疑問を持たないという人は整合性を持たせようと「聖書に書いてある事柄は“比喩表現”である」等と解釈しようとする人もいます。
3. Posted by karu 2007年02月07日 16:10
maghettoさん、ありがとうございます。『聖書にそう書いてないから』なるほど〜。
「人間がサルから進化した」=「我々は神に選ばれた」は、私には、maghettoさんの挙げた後者(「聖書に書いてある事柄は“比喩表現”である」等と解釈)に近いかな、と思うのですが。ロシアの総主教はともかく、モスクワのルシコフ市長が「人間がサルから進化は侮辱」に賛成するのは、Y記者さんが驚かれているように、驚きです。
や、やっぱり宗教はのめりこみの側面があるので、麻薬か・・・。(ころころ意見を変えて失すみません)
「人間がサルから進化した」=「我々は神に選ばれた」は、私には、maghettoさんの挙げた後者(「聖書に書いてある事柄は“比喩表現”である」等と解釈)に近いかな、と思うのですが。ロシアの総主教はともかく、モスクワのルシコフ市長が「人間がサルから進化は侮辱」に賛成するのは、Y記者さんが驚かれているように、驚きです。
や、やっぱり宗教はのめりこみの側面があるので、麻薬か・・・。(ころころ意見を変えて失すみません)
4. Posted by maghetto 2007年02月08日 09:27
karuさん。いぇいぇ。自分の意見が変化するのはむしろ良いことだと思います☆
生きている世界の説明や解釈が、聖書の世界とイコールだった時代は理論破綻しなかったのでしょうけれど、実験検証科学全盛の今の時代では既に理論的に合わなくなったんですね。
とは言え、聖書(他の宗教の経典でも良いですが)に書かれている内容と、現代科学が相反する事柄があったとしても、それが即ち一神教なり多神教なりの神仏を否定することにはならないと思いますし、ダーウィンの進化論の証明が神仏の否定は寧ろ否論理的と考えます。要は自分の取り巻く世界を形作るのは自分ですから、人それぞれ、世界のカタチについて何処に落とし所をもっていくかってことかと思っています。
宗教に限らず物事に集中すると視野が狭くなりますが、宗教は教義の範疇以外を『否定』するから性質が悪いんですよね〜(-公- )
生きている世界の説明や解釈が、聖書の世界とイコールだった時代は理論破綻しなかったのでしょうけれど、実験検証科学全盛の今の時代では既に理論的に合わなくなったんですね。
とは言え、聖書(他の宗教の経典でも良いですが)に書かれている内容と、現代科学が相反する事柄があったとしても、それが即ち一神教なり多神教なりの神仏を否定することにはならないと思いますし、ダーウィンの進化論の証明が神仏の否定は寧ろ否論理的と考えます。要は自分の取り巻く世界を形作るのは自分ですから、人それぞれ、世界のカタチについて何処に落とし所をもっていくかってことかと思っています。
宗教に限らず物事に集中すると視野が狭くなりますが、宗教は教義の範疇以外を『否定』するから性質が悪いんですよね〜(-公- )
5. Posted by 武 2007年03月05日 07:53
事情通の方は恐らく先刻御承知のオチだが、某国某宗教ラジオ番組(代表者がラジオで説教する)で猿〜ヒトの進化を否定した発言が教育界側との論争にまで発展した事がありました。
所詮、その教義に起因する硬直性に過ぎず、宗教がそうである限りどうしようもない事。
いい側面には確かに興味が持てます。が、所詮ロシア正教側の事情に因る結果に過ぎぬ事。私には何とも言えませんな。
所詮、その教義に起因する硬直性に過ぎず、宗教がそうである限りどうしようもない事。
いい側面には確かに興味が持てます。が、所詮ロシア正教側の事情に因る結果に過ぎぬ事。私には何とも言えませんな。
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