2007年03月01日

増える越境入学

米国から

 米国の初等、中等の公立学校は、学校の近くに住む生徒を優先的に入学させる居住区の制限を設けているが、日本同様、優秀な公立学校には越境入学者が多い。しかし、米国の越境入学には非合法的なものだけではなく「合法的」なさまざまなケースが設けられている。

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 親が市会議員とか警察官など公職に就いている場合は、越境入学が認められるケースが多い。
記者の子供が通うカリフォルニア州モントレパーク市のブライトウッド初等学校も越境入学の生徒が多いところだが、四分の一くらいは学校への入学が認められている居住区以外からの生徒だ。この中には居住区内の友人や親類の住所を使った非合法の越境入学が多い。

 数年前、あまりにも越境入学の生徒が多いので、校長自ら生徒の住所を訪ねて当該の生徒が実際にそこに住んでいるかどうかをチェックしたことがあった。しかし、こうした行為はPTAから抗議を受け、その後は中止されている。

 越境入学の生徒が増えることで割を食うのは、学校居住区に住みながらも、入学時に書類の提出が遅れ、定員オーバーとなり、他の学校に回される生徒が出てくることだ。定員より入学希望者が多い場合には、書類の提出が早い順から入学が認められるので注意を要する。

 記者の子供も出生証明書がそろっておらずその入手に手間取ったため、書類提出の順番が七十八番になったことがある。八十人で定員締め切りだったから危ういところだった。

 日本と違って入学手続きの案内が郵送されてくるようなことはない。自らその情報を入手し、早めに手続きをしなければならない。情報入手と主体的判断に基づく迅速な行動が人生の行方を大きく左右するという米国の状況は、日本のそれと比較にならないほど厳しいものがある。

(M)

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この記事へのコメント

1. Posted by SUGEO   2007年03月01日 15:39
我が家の娘は今年の春、保育園から幼稚園に通うことになりました。
妻と幼稚園選びに時間がかかってしまい締め切りぎりぎりで入園願書提出し、入園許可内示が出るまで大変な思いをしました。
広大なアメリカでさえも子供ため、親のために必死なるのは良いことですね。
日本ではどちらかと言うと親が真剣で、親の心子知らずでしょうか。
我が家もそうですが、何より娘が幼稚園に通うのを楽しみしていることが嬉しいです。

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