2007年03月05日

石油がだめなら太陽光

エジプトから

 レバノンを除くアラブ諸国では、程度の差はあるものの砂漠があり、乾燥した気候が一般的だ。雨が降るのはほんの一瞬で、年中がほぼ快晴という、日本では到底考えられない天気が毎日続く。

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 太陽光発電に最もふさわしい地域だなと常々思っていたのだが、何と最近のあるアラブ系新聞の電子版に、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビが、三億五千万ドルの巨費を投じて太陽光発電所を建設するという記事が掲載された。詳細は不明だが、二〇〇九年までに五百メガワットの発電量を持つ工場を完成させるという計画のようだ。

 同国の首長は、かねがね一万軒の家庭に太陽光発電による電力を供給したいと考えていたそうだ。

 同国の原油の確認埋蔵量は九百七十八億バレルで世界第五位という世界有数の石油産出国。日本にとってはサウジアラビアに次ぐ石油輸入元になっている。国内総生産(GDP)の38%を石油・ガス部門に依存するという、まさに石油国家なのだが、今後石油への依存度が減少する可能性を見据え、代替エネルギー獲得に動きだしたものと思われる。湾岸諸国では初の太陽光発電所になるという。

 ペルシャ湾岸諸国からの石油と天然ガスによる世界へのエネルギー供給量は、全世界の輸入量の50%に上るとされている。石油というエネルギー資源に恵まれ、世界へのエネルギー供給国となったアラブ・イスラム諸国が、たとえ石油の役割が減少したとしても、天候の良さを原資に再びエネルギー供給国家群として世界中にエネルギーを供給し続けることができる可能性があるとは、何と恵まれた地域であるかと思わざるを得ない。

(S)

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この記事へのコメント

1. Posted by かもめ   2007年03月09日 16:37
アラブ諸国は太陽光を利用できる・・・私もそう思いました。
例えばエジプト人は蛍光灯の光より白熱灯が好きなような気がします。せめて公共の場所にと思うのですが、街の街灯も、蛍光灯ではないような気がします。しかしこれでは電力を食います。
なぜ、太陽光パネルを利用しないのか、日本が売り込まないのか、と疑問でした。多分、費用がかかるので、湾岸諸国のような金持ちの国しか無理、とか、住民の省エネ意識の低さとか(でも小さな店は結構節約してるのですが)。後思ったのは、太陽光パネルを設置しても、この細かい土埃(エジプトを「埃」と略記するわけですね)を思うと、1時間ごとにせっせと土埃を払う人がいないと、パネルの中に土埃が入ってだめになるんじゃないか、とか、いろいろ想像しています。
2. Posted by 蚊め!   2007年03月21日 18:09
土埃ですむんでしょうか?砂に埋もれるのでは?と勝手な想像をしています。その辺関係者の方よろしくお願いします。

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