2007年03月06日

複雑な家族事情

ドイツから

 昨年秋、ドイツで新入生になった娘が通う小学校はいろいろな背景の人がいて面白い。約半分は少なくとも両親のどちらかが外国人だ。いかにもベルリンという大都市らしい。

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 娘の親友テアは毎朝、祖母に連れられて登校する。彼女には四歳年上の兄と父親違いの独立した兄がいる。話を聞いてみると、彼女だけがおばあさんと一緒に暮らしており、二人の兄は母親と生活しているという。しかも、お互いのアパートは徒歩五分以内と近い。

 母親は学校の教員。ただし、娘たちが通っている小学校ではない。比較的おとなしく、手に負えない子ではないし、なぜ母親と生活していないのかという疑問は残る。

 祖父は警察官。間もなく定年退職だというが、とてもしっかりしている。祖母と祖父は別居している。テアは、二人のおばあさんと暮らしていると言う。父方と母方の祖母が一緒に生活するとは珍しいと思っていたが、よくよく話を聞いてみると、もう一人はまったく血がつながっていない。いわゆるガールフレンドで、同棲(どうせい)生活をしているようだ。

 父親の存在は謎めいている。入学式にも姿を見せなかった。テアによると、母親とは別居状態にあるようで、たまにしか会っていないという。六歳のテアはこの状況を受け入れるしかない。

 ベルリンでは同性愛カップルや婚外同居はまったく普通となっているが、ここまで複雑なケースを見るのは初めてだ。

 テアは、小学校に慣れず、なかなか自分ひとりで教室に入ることができなかった。そうかと思えば、ティーンエージャーが見るような映画やアニメが好きだという。娘が彼女のアパートに遊びに行くと、ずいぶん大人びたことを学んで帰って来る。テアの行く末が少し心配になった。

(T)

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この記事へのコメント
何とも不思議と言うか、理解しにくい消化不良の家族関係ですね!
Posted by SUGEO at 2007年03月12日 20:47
Tさんの複雑な思いが伝わってきます。勝手なことを言ってすみませんが、テアちゃんがTさん宅を訪ねて違った雰囲気を味わってほしい、とも思うし、違いを見たら、テアちゃんがかえって辛くなること(なぜ私の家はは?、と)もあるだろうか、と思ったり。ドイツの社会全体が子供を温かく見守っている、という雰囲気があればいいのですけれど、その反対のような気もするし。他人事ながら、「ゲルマ〜ン、頑張れ」
・・・でも、その前に日本も子供達のためにすべきことが山積していますが。
Posted by karu at 2007年03月14日 02:13
時々、感情面でドイツ人が理解できないことがあります。
戦争で障害をおった子供の施設で、子供達は外国から来ているんですが、親とは生き別れ、死亡など。そこで働く日本人が甘えてくる子供を抱こうとしたら、「治療が終われば別れが来る。その時辛い思いをさせないために、抱いてはいけない。」
最近では母クマに育児放棄されたベルリン動物園のシロクマ君。一部の動物保護団体が、自然に戻れないと安楽死を提唱(子供たちから助命嘆願運動が起こった)という事件。
…わからない。一時でも愛されたという記憶を持つこと、動物園自体が自然に反しているから、人間が世話を見るということ、(クマの着ぐるみでも着て)が、自然だと思いました。文化の違いですかねー?
Posted by karu at 2007年03月24日 15:19