2007年03月13日

超格差社会

ロシアから

 日本は、「格差社会になった」といわれる。元「万人平等」「労働者の天国」ロシアも、今は格差社会である。いや、「超」格差社会か。

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 まず、年収ピラミッドの頂点に、「新興財閥」といわれる人たちがいる。ロシア一の金持ちは、バゾヴィー・エレメント社を所有するデリパスカ氏。彼の資産は二兆五千四百四十億円(!)。ちなみに彼はまだ三十八歳。

 ロシアの大富豪、上から十人の資産は二〇〇六年、約十七兆円増加した。つまり、一人当たり平均年収は一兆七千億円、月収千四百億円、日収五十六億円、時収七億円、分収千百万円、秒収は十八万円となる。

 その下に「新ロシア人」といわれる成り金層がいる。

 ビクトルさんは、自動車販売チェーンを所有している。年収が十億円ほどあり、株は全部自分が持っている。経営は部下に任せ、自分は年に半年ほど旅行を楽しむ。彼は独身なので、毎回違う女性と旅をし、永遠の伴侶を探している。

 次が、エリートサラリーマンから成る、いわゆる「アッパーミドル」層。

 レーナさんは、ドイツ系スーパーの経理で、年収は千五百万円程度。仕事が終わるのは毎日夜九時くらい。「仕事はきついが、努力が認められる」と満足している。
 次が、中産階級。

 カータヤさんは、国営銀行の支店に勤務している。年収は百二十万円ほど。しかし、仕事は楽。アパートは両親の所有で、家賃が要らないので、生活には困らない。
 八十歳のニーナさんは年金生活者。共産時代貯金に励み、一財産つくったが、ソ連崩壊後のハイパーインフレですべて失った。年金は月一万五千円。

 こう見ると、日本はまだマシである。しかし、問題は方向性。流れが格差拡大に向かっているのなら、要注意だろう。

(Y)

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sekai_no_1 at 10:40│Comments(3)TrackBack(0)ロシア 

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この記事へのコメント

1. Posted by SUGEO   2007年03月13日 22:10
ロシアは格差を是正しようと真剣に考える国かわかりませんが、イメージとして一部の権力者が影響力を維持しようと後戻りしているように思えます。
2. Posted by karu   2007年03月14日 02:02
ロシアの格差の出現は、ゴルバチョフの時、かつての経済体制が崩れた時から始まるのでしょうか? 富裕層は下克上に這い上がって来た人たち? それとも、それ以前からの体制との結びつきを利用した特権階級?
いろいろ興味深い話題ですね。フィールズ賞を辞退したペレルマン氏は、悲しいけれど、一番下のクラスに入ってしまうんでしょうか?(涙)
ただ、このニュースを日本の政治家が聞いたら、「そら見ろ、日本は恵まれてるんだ。世界から見れば、日本に格差社会なんて「ない」んだ」と言いそうな気が・・・。それも(涙)。
3. Posted by 蚊め!   2007年03月20日 22:14
 ロシアの大富豪、上から十人の資産は二〇〇六年、約十七兆円増加した。つまり、一人当たり平均年収は一兆七千億円、月収千四百億円、日収五十六億円、時収七億円、分収千百万円、秒収は十八万円となる。
>秒収18万円…一体何をしたらそんなに儲けるんだろう

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