2007年03月16日

米大統領の南米歴訪

ブラジルから

 ブッシュ米大統領が南米諸国を歴訪した。歴訪の目玉の一つが、ブラジル最大の商業都市サンパウロでのブッシュ米大統領とルラ・ブラジル大統領との会見だった。

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 ルラ大統領は、かつて米州自由貿易圏構想(FTAA)に強く反対しただけでなく、ブラジル労働党(PT)の党首として、米政権の外交政策や市場経済主義に厳しい批判を浴びせてきた当事者だ。

 ブラジル社会の傾向の一つとして、米国の文化に大きな影響を受けてはいるものの、若者が着る「チェ・ゲバラ」(キューバ革命の立役者の一人)のプリントが入ったTシャツは、ブラジルの若者のもう一つの面を見せていると思う。

 今回のブッシュ大統領訪問で、サンパウロで反米デモを繰り広げたデモ参加者の中には、米国の外交政策などに反発する学生も多かった。

 また、ブラジルの知識層にも反米的な意識は根強い。ブラジル人全般として愛国心が強く、米国による南米に対する干渉政策に反発する気持ちは強いはずだ。

 しかし、最近のブラジルとベネズエラによる南米政治の主導権争いは、ブラジルの立場を微妙なものにさせているようにも見える。

 今回のブッシュ大統領訪問に対する感想を、いわゆる知識層に属するブラジル人の友人に尋ねてみた。

 「あくまで個人的な意見として言わせてもらえば、うまいタイミングでブラジルを訪問したと思うよ」「報道では、大規模な反米デモがあったと伝えられてはいるけれど、内心チャベス大統領に対して嫌気が差しているブラジル人も多いはずだ」

 あくまで個人的な意見に違いないが、彼の意見には記者もうなずく点は多かった。今後の行方が非常に気になるブッシュ大統領の南米歴訪だ。

(S)

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