2007年03月24日

ややこしい引っ越し

韓国から

 韓国人は「引っ越し好き」で有名だ。先日は、これを裏付けるような統計が発表され、昨年一年間に韓国人の五人に一人が引っ越しをしたという。しかし、韓国の引っ越しは、慣れない外国人にとって実にややこしい。

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 新築の分譲アパート(日本のマンションに相当)に入居しようというマイホーム派は別として、伝貰(チョンセ=入居時にまとまった一定金額を大家に預ける賃貸住宅)や月貰(ウォルセ=入居時の保証金を預け、月々の家賃を支払う賃貸住宅)に住む多くの庶民の場合、自分だけの都合で引っ越しを決められないからだ。

 例えば、不動産屋で引っ越し先の物件を探したとしよう。ほとんどが現在まだ入居者Aが住んでいる。そこでAの引っ越し可能な日と、こちらが引っ越し可能な日が合わなければならない。Aもまた新たな引っ越し先を探すことになるが、入居したい物件には入居者Bが住んでいるため、Bと引っ越し日が合わなければAは家を出ることができない。そしてBも引っ越しするには、新たな入居先にCがいて、Cの引っ越し日と合わなければ……という具合に果てしなく続いていく。しかし、これだけで終わらない。自分の代わりに入ってくる新たな入居者と引っ越し日を合わせる必要もあるのだから。

 引っ越し日を合わせるのは、その日に合わせて伝貰金や月貰の保証金が大家と入居者の間で動くためで、新たな入居先の住人に入居希望を伝える際には、最低一カ月の余裕を与えるのが通例になっている。この余裕こそ、引っ越しのシステムを成り立たせている。

 ただ、うかつに契約し「出る人」や「入る人」とのタイミングが合わずに路頭に迷う人もたまにいるという話だから、韓国人にとっても引っ越しはややこしいのかもしれない。

(U)

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