2007年03月29日

セキュリティー

インドから

 インドの鉄道でスリグループに遭遇、不眠の一夜を過ごしたことを書いたコラムでは、読者の方々からいろいろ慰労の言葉を頂いた。だがはたから見るとリスキーな旅行のように思えるかもしれないが、実は「ゲンナリ」も「辟易(へきえき)」もしていない。

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 インド人は実に面白い民族だと思うし、何よりそれほどリスキーでもなかったのだ。というのも、すられても大した被害額ではないからだ。

 海外の移動時には、必ず貴重品は三つに分けて所持するようにしている。ウエストバッグには財布があるが、大した金額ではない。中身は小銭に筆記用具、手帳などといった小間物が多い。
 むしろウエストバッグを前面に押し立てることで、“おとり”として使っている。そしてポケットにあるのは、せいぜい千ルピー(約二千五百円)程度だ。

 虎の子のキャッシュやカード、パスポートに航空券は、ズボンの下にある胴巻きタイプのセキュリティーウエストの方にしまってある。

 海外を旅するのに、パスポートと航空券、金は「三種の神器」にも匹敵する貴重品だ。どれ一つ無くなっても、旅は当初の予定から大きく狂う。

 ただ今回のスリグループは、三の丸辺りをうろうろするだけで、二の丸にも「三種の神器」のある「本丸」にも攻め入ろうとはしていないことから、不眠の一夜は過ごしたものの気分は楽だった。守ったのは、現金というよりも、これまで泥棒やスリにやられていないというプライドでもあったのだ。

 ただ正直言うと、このプライドもかなり怪しい。スリの手から逃れた翌日、さっそく帽子をレストランに置き忘れてしまった。外敵遭遇時にはアドレナリンが出てきても、物忘れという内なる敵「ボケ」には脇が甘い。

(T)

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この記事へのコメント
3通りに分ける、参考になりました。
最後のオチですが、私も緊張して疲れると、大ボケをやらかします。こればかりはどうも…。
Posted by karu at 2007年03月29日 16:56