2007年04月19日

首都圏で相次ぐ大火事

フィリピンから

 最近マニラ首都圏では、貧困地区での大規模な火災が相次いでいる。

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 三月中旬にパサイ市で約五百戸の民家が全焼する火事が起き、さらに四月に入ってからもマンダルーヨン市のスラム街で、約四百戸が全焼し約五千人が焼け出された。

 日本では考えられない規模の火災だが、延焼の拡大は言うまでもなく家の造りが原因だ。家といっても廃材の段ボールやベニヤ板を組み合わせたものだから、火はあっという間に燃え広がる。

 スラム街に建てられた家々は壁を共有していたりと密着しているものも多く、隣の家から出火したらひとたまりもない。まさにドミノ倒しのように瞬く間に燃え広がる。

 出火原因は盗電による配線のオーバーヒートや、電気がない家庭で使われているろうそくやオイルランプの火の不始末が多いようだ。

 これだけ大規模な火災が頻繁に起こるにもかかわらず、消防署の数はまったく足りない。地元の新聞によれば、消防署がある地域は、全国千六百町のうち七百八十町しかないそうだ。

 慢性的な予算不足で警官による汚職が横行し、空軍では戦闘機がすべて引退してしまうほどだから、消防署の予算も高が知れている。こちらで見掛ける消防車のほとんどは日本の中古だ。
 国の防火対策に期待できない状況だから、裕福な中華系比人が住む地域では、独自に消防団を組織している。この国で一番立派な消防車を持っているのは彼らだったりする。

 この国の生活コストは安いと言われているが、基本的な安全を手に入れるにはそれなりの出費が必要だ。

(F)

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sekai_no_1 at 09:11│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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