2007年04月21日

大統領が乱心?

韓国から

 韓国の知人が思わず「これはもう“乱心”と言うほかない!」と叫んだ。まだ任期十カ月を残す盧武鉉大統領が自らを記念する「盧武鉉記念館」を建てる計画を進めていることが明らかになった時のことだ。

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 故郷の慶尚南道・金海にある私立大学が計画を申し出て、大統領が「いい考えだ」と答えたという話を青瓦台(大統領官邸)がブリーフィングしたのだが、任期も終わっていないうちに「自分を奉る」という発想自体、確かに北朝鮮で独裁体制を築いた金日成、金正日父子を連想させてしまうほどのずうずうしさといえる。

 韓国で大統領を記念する施設があるのは、初代の李承晩大統領とノーベル平和賞を受賞した金大中大統領の二人だけ。金大中氏については、北朝鮮に対する包容政策の是非をめぐり評価が分かれるところだが、ソウル市東橋洞にある金大中図書館を観覧してみると、民主化闘争や敵を許す信念などに貫かれた半生が展示物から伝わってきて、感化されるものがある。つまりそれ相応の“業績”があるのだ。

 ところが盧大統領はどうだろうか。一貫性のない経済政策や親北反米路線、強硬な反日主義などで国内に混乱と分裂をもたらし続け、周辺友好国との関係を悪化させた「過去最低の大統領」との烙印(らくいん)を押されかねないというのが、少なくない韓国人による評価なのだ。

 支持層の猛反対を覚悟で妥結させた米国との自由貿易協定(FTA)交渉に「大統領もなかなかやるじゃないか」と保守陣営も拍手を送り、久方ぶりに支持率が上昇したが、記念館の話が浮上して野党やネチズンから総スカン。「全くあきれて言葉も出ない」「いい業績だけ残すなら、退任後に国民が造ってくれるはず」と、再び批判と皮肉を浴びせられている。

(U)

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sekai_no_1 at 08:22│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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