2007年04月23日

脂肪取り手術

ロシアから

 人の美的感覚は、時と共に変化していく。

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 ソ連時代、ロシアでは女も男も少々太めがモテた。しかし、連邦崩壊後欧米の価値観が流入。まず「女性は激ヤセがかっこいい」という考えが広がった。今ロシアの女性は、狂ったようにダイエットに励んでいる。

 モテる男の条件も変化している。昔は、体格ががっしりしていて、(ソ連製)自動車、水道、トイレなどを自分で修理してしまうワイルドな男がモテた。「体格がいい」のと「肥満」の境界はしばしば曖昧(あいまい)。妊娠九カ月の女性のような腹をした男性でも、結婚相手を見つけることができた。

 ところが今は、ジャニーズ系のロンゲ・ヤセ系歌手・俳優が、芸能界を席巻している。ソ連型の、太くてウオツカ大好きワイルド男性は冬の時代を迎えているのだ。

 彼女や妻からのプレッシャーも厳しい。ビクトルさんは、典型的ソ連型男性。肉、ジャガイモ、ウオツカが大好きで、体重は百二十キロを超えている。奥さんのオリガさんは、毎日ビクトルさんに「やせなさい。恥ずかしくて一緒に歩けないわ」とプレッシャーを掛ける。そんなことを言われても困る。ビクトルさんは、食事と酒が唯一の楽しみなのだ。

 そんな彼に、オリガさんが朗報を持ってきた。「脂肪取り手術」のできる病院があるという。ビクトルさんは意を決して手術を受けた。出産直前の妊婦風だったおなかは、ブラッド・ピット腹に変化した。お値段は三十五万円。

 三カ月後、ビクトルさんのおなかは元に戻ってしまった。やはり、食生活も変える必要があるのだ。オリガさんは、「もう一度手術を受けなさい」と命令する。しかし、ビクトルさんは、高い手術代、脂肪のないおなか、うまい食事の間で苦悩している。

(Y)

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sekai_no_1 at 08:46│Comments(1)TrackBack(0)ロシア 

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この記事へのコメント

1. Posted by karu   2007年04月25日 01:59
性差別のつもりはないのですが、手術後の食事管理…日本では、妻の役目ですかね〜。オリガさん、命令だけしてちゃいけないよ。 術後まで考えたケアが必要ですが、手術する側にとっては、3ヵ月後にまた手術で、儲かるから、あまり力を入れていないのでしょうか? 

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