2007年05月01日

勤勉なブルトン人

フランスから

 フランスの地方色は、日本よりはるかに強いかもしれない。例えば、南仏の人々と仏西部ブルターニュ地方に住む人の性格は大きく異なる。一般的に南仏出身者に芸術家が多いといわれる半面、働くことより、楽な人生を望む傾向が強いといわれる。逆にブルターニュ出身者は勤勉で安月給でも文句を言わず働くといわれることが多い。

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 パリの某日本企業に勤める友人は「フランス人を雇うならブルトン(ブルターニュ出身者)に限る」と言い切る。「彼らは地味だが、まじめで黙々と仕事をする」というのだ。フランス人と勤勉という言葉は、通常、あまり結び付かないが、ブルトン人の評価は違うらしい。事実、ブルターニュ地方には日本企業が多く進出している。

 そのブルターニュ地方の中心都市レンヌは、何年にもわたり、フランスで最も将来性のある都市でトップに選ばれている。だが、実際には、それほど雇用が拡大しているわけではない。それはブルターニュ地方の閉鎖的体質にも由来し、いまだに高速道路や高速列車TGVの乗り入れを拒否していることにも表れている。

 そんなブルターニュの人の中には、日本に進出する人もいるようだ。ブルターニュの東の端、古城のあるフジェール出身の男性は、東京・原宿でクレープの店を開き、大成功した。ブルターニュはクレープ発祥の地でもある。ブルトンが作る本物のクレープが、日本に渡った形だ。

 ブルトンは地味だが、フランス人には珍しい勤勉さやまじめさがあることが、日本との距離を近くしているのかもしれない。それに、呪(のろ)いや占い、死後の霊の世界などを語ることもブルターニュで一般的なところが、東洋に通じる要素になっているようだ。

(A)

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sekai_no_1 at 08:23│Comments(2)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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この記事へのコメント

1. Posted by SUGEO   2007年05月07日 20:13
フランス人で性格が違う理由が何か知りたいですね。ちなみに、関西の大阪の人と東北の人との違いはどんな理由でしょうか。
2. Posted by karu   2007年05月08日 16:03
SUGEOさんの問題提起面白いですね。大阪人と東北人について私の考えたことは、気候と歴史の影響です。
東北は寒く雪が多い。交通が不便で、昔は冬閉ざされていた。気候のせいで食糧危機はまれではない。中央政府から遠いので、次々変わる情報に左右されない。それで保守的で節約を重んじる風潮が。自分たち独自の文化が生まれた。
関西は温暖で古くから交通の便があり、人・情報の行き来が多い。で、新しいものも抵抗なく受け入れる。歴史的に長期間、中央政府のお膝元だったので、外来の文化の恩恵など受ける代わりに、騒乱に巻き込まれることもしばしば。貴族や武家相手に生きる知恵を磨いてきた。江戸時代、商人の町として、融通性・大胆さを必要とされた。農民より規制が少ないことをばねに、商品経済の担い手として誇りを持ちつつ、支配者とうまくやっていく臨機応変さを身につけたが、反骨精神あり?

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