2007年05月03日

大統領選への疑問

米国から

 二○○八年米大統領選に関するニュースは、米メディアで取り上げられない日はないほどだ。民主党の有力候補者は先週、南部サウスカロライナ州で行われた公開討論会で論戦を繰り広げた。共和党候補を集めた討論会も今週、開かれる予定だ。

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 〇八年大統領選に関する報道は、〇七年の幕開けとともにヒートアップ。米メディアは、共和、民主両党の候補に関するニュースであふれ返った。党指名争いが本格化する予備選・党員集会が来年一月にスタートするまで丸一年、本選が行われる同十一月まで二年近く残してだ。

 それ以降も、頻繁に行われる各社世論調査などが刻々と“戦況”を伝えている。

 そうした状況を眺めながら、考えさせられることがある。前回の大統領選が行われた〇四年。一月の予備選・党員集会から始まり、ほぼ一年がかりで選ばれたのが共和党のブッシュ大統領だった。だが、ブッシュ氏の二期目の任期四年のうち半分の二年が過ぎたところで、後継者争いが事実上スタート。少なくとも米メディアにとっては、ブッシュ氏は既に「過去の人」で、最大の関心は来年の選挙で誰が勝つか、に移っているように見える。

 つまり、大統領になる“過程”の方が、大統領の政(まつりごと)それ自体よりも重要度は上、と見なされているのだ。米国の大統領選とは一体何のためにやるのか、と問いたい気分になる。

 一方、何カ月にもわたって膨大な人的・物的エネルギーを投入し、選挙キャンペーンを繰り広げたとしても、それが選挙結果に公平に反映されるとは限らない。投票日直前にスキャンダルが暴露されて風向きが一変し、それまでの優勢が一気に吹き飛ぶ可能性も大いにあるのだ。

 米国の大統領選のシステムは、何かとてもイビツなものになっているように思える。

(Y)

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