2007年05月05日

紙幣の“顔”は教材

韓国から

 韓国でこのほど新たに最高額紙幣を発行することが決まり話題になっている。物価上昇などから一万ウォン札では使い勝手が悪くなり、二年後から十万ウォン札、五万ウォン札を刷るのだという。

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 「インターネット王国」と称されるにふさわしく韓国はネットバンキングが盛んであり、クレジットカードで決済する人も多いため、持ち歩く現金の量も減るには減ったであろう。

 しかし、物によっては日本よりも物価が高くなった韓国で、日本の千円くらいの価値しかない一万ウォン札が最高額紙幣では確かに不便だ。十万ウォンの小切手も流通しているが、裏にいちいち名前と連絡先を書かなければならず面倒だ。

 さて、新札発行に伴い紙幣に載せる“顔”(肖像画)もこれから絞り込まれていくことになり、こちらの方にも関心が集まりそうだ。現在の一万ウォン札はハングルを発明した世宗大王(セジョンデワン)だが、十万ウォン札や五万ウォン札は抗日独立運動家、科学者、女性の三部門から選ばれる可能性が高く、「死後百年以上が経過し歴史的、客観的評価が固まっている人物」というのが条件だそうだ。

 ちなみに独立運動家では、解放後に南北統一を目指した政治家、金九(キム・グ)が最有力候補だとされる。金九は志半ばにして暗殺され、南北統一は六十年以上たった今なお「見果てぬ夢」だが、分断の北側で流通する紙幣の“顔”は独裁体制を築いた故金日成主席だけ。おまけに世襲で権力の座に就いたその息子は、発見器にも引っ掛からない精巧な偽ドル紙幣の製造技術で世界から非難を浴びている。

 紙幣の“顔”を並べただけでも、結構、その国のいい教材になる。

(U)

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sekai_no_1 at 10:20│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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