2007年05月17日

ドーナツの日米比較

米国から

 最近、日本ではドーナツがブームになっているとか。その火付け役となったのは、米国から上陸した「クリスピー・クリーム・ドーナツ」で、何でも新宿にできた第一号店では連日行列ができているらしい。

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 その話を聞いたとき、正直、驚いた。米国にしばらく住んだ経験のある人には理解してもらえると思うが、米国のドーナツやケーキ類は基本的においしくない。米国発のドーナツが、洗練された日本の消費者に受けていることが信じ難かったのである。

 日本で人気を集めるクリスピー・クリーム・ドーナツとは一体どんなものなのか。以前、知人にもらって食べたことがあったが、ほとんど記憶に残っていない。改めてトライしてみる必要があると思い、インターネットで最寄りの店舗を検索し、車で片道四十分以上もかけて食べに出掛けてみた。

 確かに、今まで米国で食べたドーナツよりはるかにおいしい。店内で製造工程を見学でき、出来たての商品を食べられるのも大きな魅力だ。

 それでも、個人的には、日本で慣れ親しんだ「ミスター・ドーナツ」の方が好きである。クリスピー・クリーム・ドーナツは記者にとって少々甘過ぎるというのが一番の理由だが、それ以外にも種類の豊富さや、新商品の開発など常にアレンジを続けている点でも、ミスター・ドーナツの方が一枚上ではないかと思う。

 「メード・イン・USA」というと何となく聞こえがいい。だが、日本車が米国市場を席巻しているように、食品分野でも消費者の厳しいニーズに応えるため、常にワンランク上を目指し続ける日本の商品の方が、全般的に質が高いことは確かだと思う。

(J)

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この記事へのコメント

1. Posted by そよ風君   2007年05月17日 10:38
今の食文化に受ける手法が成功しているのでしょうね。多分長続きしないと思います。知らない間に消えていったお店もたくさんあります。
2. Posted by 蚊め!   2007年05月18日 04:06
日本の消費者は世界一厳しいですよ。価格、品質、サービス、全てにわたってチェックしますから。アメリカのダンキンドーナツなんて、全然新製品が出ないし…。

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