2007年06月07日

サラ金ドラマが話題に

韓国にて

 最近、「銭の戦争」というドラマが話題になっている。このドラマは始まって間もないのだが、すでに視聴率30%台を突破する人気ぶりだ。人気の秘密は、日本でも「パリの女人」で知られる主演の朴新陽(パク・シンヤン)の演技が見事なこともあるが、ドラマの素材が新鮮なのと視聴者が共感する部分が多いことだと思う。

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 ドラマの内容はサラ金業者と信用不良者を扱ったものだ。原作は新聞に連載された漫画で、ドラマではコミカルに描かれているが、実際の内容はかなり重い。父親がサラ金に手を出し自殺、母親もショックを受けて病死、負債を負った主人公は路頭に迷い、負債を返すためにサラ金業者になっていく筋書きだ。

 ドラマが受けているのは、現代社会の不条理を如実に描き出しているからだろう。貧富の両極化が懸念されている韓国では、現在借金の返済能力がない人だけでも五百万人いるという。人口の約10%だから社会問題である。サラ金市場の規模が十八兆ウォンというのだから、サラ金に手を出している人がいかに多いかが分かる。

 韓国ではインターネットの発達もあって、クレジットカードの利用者が多いが、クレジットカードによる借金も多く、それを返済するのにサラ金を利用する人も多い。まさに悪循環である。政府もあの手この手で対策は立てているのだが、効果がなかなか出ていないのが実情だ。

(志田康彦・京畿道九里市在住)

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