2007年06月08日

雨の日は洗濯日和

米国から

 ボストンは古い街で、新築の家はまず見当たらないし、建物の平均築年数は100年前後らしい。家やマンションが建てられた当時、洗濯機を設置するスペースや、配管などが設計されていなかったので、ほとんどの家には洗濯機がない。

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 マンションでは、地下に住民専用のランドリーを後付けしてあるところもあるが、ランドリーがないマンションや一軒家に住んでいる場合は、近所の大型ランドリーに行かないといけない。

 日本に住んでいた頃に見た限りでは、コインランドリーを利用しているのは、学生の1人暮らしか、若いサラリーマンなどがほとんどだったと思う。だがこちらでは若かろうが中年だろうが、また独身・所帯持ちにかかわらず、だいたいみんなランドリーで洗濯をすることになる。

 しかし途中で洗濯機から乾燥機に移し変えに行き、乾いた頃に取りに行かないといけないため、合計3回足を運ばないといけない。合計3時間近くかかるので、半日作業になってしまう。家に洗濯機がある場合と違って、“片手間で洗濯”という具合にいかないので面倒だ。そのため頻繁に洗濯している人なんて滅多にいないし、結構みんな洗濯の回数を最小限に抑えているようだ。

 では乾燥機なんて使用せず、干せばいいじゃないかと思われる方もいるかもしれないが、ボストンで洗濯物を干している家を見たことがない。確か、外観を損ねるので干してはいけないと聞いたこともあるが…。そのため、店などでも洗濯物干しのグッズはほとんど見かけない。

 というわけで、半日つぶれてしまう洗濯の日に適切なのは、遊びに行きたいような晴れた日ではなく、ボストンでは雨の日のようだ。

(花咲ありす)

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