2007年06月21日

「世界のクロサワ」を実感

米国から

 最近、ワシントン市内で日本の財団が運営する図書館から、黒澤明監督の代表作『七人の侍』と『用心棒』を借りてきた。日本にいたとき、黒澤映画は『生きる』以外に見たことがなく、両作品を鑑賞したのは、実は今回が初めてだった。

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 今ごろになって、しかも米国で黒澤映画を見てみようと思ったのにはワケがある。身の回りに黒澤映画の大ファンという米国人が意外に多く、代表作さえろくに見ていない自分が日本人として恥ずかしく思えてきたからだ。

 家族ぐるみの付き合いをしているある友人は、『七人の侍』を三回も見たという。アクション映画ではあるが、三時間半にも及ぶ長編作品を三度も見たというのだから、よっぽど好きなのだろう。次に見たいのは『羅生門』だとか。

 今年四月、米国の高校生が日本語の能力と日本文化の知識を競い合う「ジャパン・ボウル」というイベントを取材した。

 優勝チームの一員だった十七歳の男子生徒に日本に関心を持ったきっかけを尋ねたところ、流暢(りゅうちょう)な日本語でこんな回答が返ってきた。

 「子供のころ、黒澤明の映画が大好きで、『用心棒』『七人の侍』『赤ひげ』など、ほとんど見ました。日本語の勉強を始めたのは、日本の武士の文化を理解したいと思ったからです」
 そういえば、世界的に有名なスティーブン・スピルバーグ監督も、ジョージ・ルーカス監督も、ハリウッドスターのトム・クルーズも、黒澤映画から大きな影響を受けたというのは有名な話だ。

 「世界の巨匠」と形容される黒澤監督。日本にいたときはその言葉の意味がぴんと来なかったが、米国にいるとその偉大さを身近なところで実感させられる。

(J)

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