2007年06月30日

冷静だった示談

韓国から

 取材の時間が迫り、路上で駐車場所をゲットするため運転していた車を急いでUターンさせた直後のことだ。「ビー、ドスン」。端寄せのため車をバックさせた途端に鈍い音がした。すぐ後ろの車が続けざまに同じようにUターン、バックしてきたのに驚きクラクションを鳴らしたが、間に合わず接触してしまったのだ。

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 見れば後ろの車も取材車両、韓国有力紙の車だ。お互いケガはなく、車体もぶつかったのがバンパー同士だったためひどい損傷はなかったが、それでも相手の車はヘッドライトの横がへこんでいる。車から降りてきた男性との示談が始まった。

 「ここはUターン禁止区域。下手に警察を呼べないから、話し合いで決めるしかない」

 「修理工場で直したら高くつくから、簡易修理工に頼んでみようかと……。費用は○○ウォン以上なら半額ずつ負担、以下ならこちらで全額持つというのでどうでしょう」

 慌ててバックした負い目もあり、こちらは内心、相手に何を言われるか分からないとビクビクしていたが、予想外(?)の良心的な言葉に拍子抜けした。

 その日の夕方、男性から電話がきた。修理は工場に持ち込んで本格的にやるしかないことが分かり、費用もそれなりに高くつくという話だったが、会社の保険で解決することにしたとのこと。思わずホッとしてしまった。

 以前は、接触事故を起こした車の運転手同士が、道の真ん中で大声を上げながらけんかする光景をよく見掛けたが、近ごろは冷静に解決するケースが多いとも聞く。「ストリートファイター」たちの罵倒(ばとう)合戦には妙に“韓国らしさ”を覚えたものだが、そんな時代もいつしか過ぎ去りつつあるようだ。

(U)

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