2007年07月09日

鬼とは異なるトッケビ

韓国にて

 トッケビってご存じだろうか? トッケビとは韓国の昔話にもよく出てくる、日本でいう鬼にあたる想像上の妖怪だ。

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 私は韓国に来て十八年になるが、今までトッケビは鬼のことだと思っていた。韓国にも鬼がいるのだと今までずっと思い続けてきたのだが、鬼とトッケビは別物であることを、先ごろのニュースを聞いて初めて知った。

 ニュースによると、小学校の教科書がトッケビに鬼の絵を使っていると学者たちから指摘を受け、関係当局で修正を進めているということだった。その挿し絵を見ると、典型的な鬼の絵で、角がはえ、金棒を持った姿が描かれていた。このような角がはえた鬼の姿は、日本の統治時代に小学校の教科書で日本の民話を教えたのが始まりで、韓国全土にこの鬼の姿が広く伝わったようだ。

 角がはえた鬼の姿は、教科書だけでなく、アニメをはじめいろいろなところでトッケビとしてイメージ化されているのが現実だ。

 本来のトッケビは角がなく、人間とは親しい関係で悪者のようなイメージはないのだという。トッケビは三国時代の書物にも書き記されている妖怪で、かなり古いものなのだが、日本の統治時代を経て、日本の鬼と同じ姿に認識されるようになった。これは姿が似ていることもあるが、日本の統治時代に生まれた産物ととらえることができるかもしれない。

(志田康彦・京畿道九里市在住)

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この記事へのコメント
興味深い話ですね。トッケビというと鬼の姿で描かれることが多いようですが、日本統治以前は、どんな姿だったんでしょうか。
Posted by G at 2007年07月11日 09:00