2007年07月30日

健康食オタク

ロシアから

 人は貧しいとき、なんでも食べられれば幸せである。少し金ができると、「うまいものが食べたい」と思う。もっと金ができると、「体にいいもの、太らないものを食べよう」と考える。好景気にわくモスクワにも、健康食オタクがいる。

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 アンナさんは三十二歳。外資系企業で働き、豊かな暮らしをしている。ロシア女性は、二十代後半になると大抵太るが、彼女はスレンダーな体型を維持している。秘密は食事。

 アンナさんは、肉、卵、パスタ、ケーキ等々、太る原因になるものを一切食べない。毎日、野菜・果物中心の生活をしている。

 また、ロシア人は牛乳、ヨーグルトなどを好んで食べるが、彼女は「脂肪分0・5%以下」の乳製品しか口にしない。

 両親はあきらめているが、問題は親戚(しんせき)が集結する祝日や誕生日会。アンナさんは、パーティーに必須のシャンパンやワインを飲まず、ケーキも食べない。七面鳥には見向きもせず、平日同様野菜・果物を黙々と食べる。

 親戚は、「ウサギ!」「牛!」「早死にするぞ!」と彼女をバカにするが、本人は一向に気にしない。バカにしている親戚の体重はアンナさんの倍くらいあり、しかも糖尿、高血圧などさまざまな問題を抱えているからだ。

 幸せに暮らすアンナさんにも悩みはある。結婚相手がなかなか見つからないのだ。それもそのはず。ロシア人男性は、ウオツカ、ビール、肉、ジャガイモなしでは生きていけない。

 アンナさんは、「夫となる人が肉を食べるのは許すわ。でも私は肉を調理しないから自分で作らせるけど。酒はダメね。一緒に住めないわ」と語る。

 最近、誕生日を迎えたアンナさん。「酒嫌いでベジタリアンの夫を与えてください」と神に祈った。

(Y)

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sekai_no_1 at 08:53│Comments(2)TrackBack(0)ロシア 

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この記事へのコメント

1. Posted by karu   2007年07月30日 16:46
う〜ん。読んでいて、涙の出るようなもの悲しい物語だという感じがしました。(→アンナさんの真摯な祈りにもかかわらず、不可能に近い気が(涙))それにしても、アンナさん、タンパク質をどうやって摂取しているのか、気になります。食事はバランスですって。
2. Posted by sato   2007年08月09日 14:44
タンパク質は大豆からかな?

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