2007年08月09日

二世週祭に「ねぶた」が登場

米国から

 米国の日系最大のフェスティバルである二世週祭のパレードに青森のねぶたが目玉として参加することになり、注目を集めている。二世週祭はもちろん米国でのイベントにねぶたが登場するのは初めてのことだ。

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 ねぶたといえば戦国の武将をモチーフにした巨大なフロートが明かりをこうこうと照らして夜の街を練り歩くイメージがあるが、二世週祭パレードに参加するのは「武田信玄」。歌舞伎風の巨大な画像を和紙に描き、木の枠に張り付け、中から多数の電気で照らすねぶたは、日系人だけでなく一般米国人にもアピールすることは間違いない。

 二世週祭の実行委員会は毎年、パレードの目玉として相撲力士など日本から人集めに貢献できそうなものを呼び寄せているが、十メートル近くの出し物を輸入してパレードを盛り上げるのは画期的な試みだ。

 パレードはねぶたの事情に合わせてスケジュールを調整。ねぶたを実際に扱うには青森県の関係者多数を要するため、ねぶた祭りを終えた後の八月十九日に計画、通常のパレード開始時間も二時間ずらしてロサンゼルス・小東京の夜の街にねぶたが映えるように設定した。

 二世週祭関係者のねぶたに対する熱の入れようが伝わってくるが、二世週祭もねぶた祭りも景気付けに地元の人たちが始めたのが起源。六十数年前に始まった二世週祭は小東京の二世たちがビジネスの活性化を狙ったのが始まりだし、ねぶた祭りも農民たちの五穀豊穣(ほうじょう)や商人たちの商売繁盛を願った祭りが形を変えて発展してきたといわれる。

 「平和」と「繁栄」を願う二世週祭とねぶた祭りの合体は、至極自然なものだ。

(M)

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