2007年08月18日

学歴の呪縛

韓国から

 韓国は日本をしのぐ学歴社会である。儒教の影響で「武」より「文」を重視する風潮が昔から強かったようだが、過度の競争社会がもたらした結果でもある。狭小な国土や資源の少なさ故、優秀な人材こそ国力の源と考える傾向が強く、国内外の有名大学を出てこそ、出世街道に乗れ、社会のトップ数%の仲間入りができると信じられている。しかし、弊害も多い。

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 子供たちは幼稚園時代から塾に通わせられ、小学校低学年で既に眼鏡っ子、高学年にもなれば帰宅は夜の十時、十一時というのも珍しくない。最近、典型的な教育ママが集まるソウル市江南区の教育熱を描いたテレビ・ドラマ「江南ママに追いつけ」が放映されたが、子供の教育をめぐる家族間の葛藤(かっとう)や不和、受験勉強のプレッシャーで自殺に追い込まれる子供の姿は、実際の社会に多く見られる悲しい現実でもある。

 「学歴がなければ無視される」という社会的雰囲気があり、その結果、学歴詐称が後を絶たない。米エール大学の学位取得の触れ込みで、韓国美術界でシンデレラともてはやされた韓国人女性助教授が、実は学歴詐称だったことが発覚し、マスコミに追い掛け回される羽目になった。またつい先日も、ある演劇女優が「有名女子大中退」「ニューヨーク大修了」という肩書の詐称を認め、「ウソをついた私がばかだった」と告白して、静かに国外に出て行った。この事件をきっかけに、インターネット上の人物辞典に掲載されている自分の学歴を修正する申し出が急増しているという話だ。

 「学歴だけでは判断できない……」というのが本音だろうが、韓国人の多くはまだ「学歴の呪縛(じゅばく)」から解き放たれずにいる(?)。

(U)

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sekai_no_1 at 07:03│Comments(2)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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この記事へのコメント

1. Posted by 吉田   2007年09月23日 01:44
本当に韓国というのは嫌な国ですね。ぞっとします。日本は学歴社会といわれてはいますが、実際には明治までは封建社会で、それぞれの階層が仕事に誇りをもっていました。武士だけがいばっていたわけでもありません。明治以降の急速な近代化で人為的に学歴社会がつくられたと思います。それが今くずれつつあり、また、高学歴志向はあっても、それぞれのプロを尊重するという雰囲気(職人、料理人、力士、タレントなど別に学歴がなくてもあっても、その仕事で評価される。学歴がなくてはならない事もないし、極端にに低学歴あるから特別に偉いともならない)があるので、非常にバランスがとれた社会だと思います。韓国は建前ばかりで、そして、同じ国内での差別が強く、本当に気持ち悪い国です。儒教の影響といわれますが、朱子学のいやらしい面の影響というべきでしょう。
2. Posted by 吉田   2007年09月23日 01:45
儒学でも陽明学は革命思想であり、官僚の支配者として、統治階級としての思想でなく、民衆の側にたった、政治家の原動力でしたから、一緒に論じることは出来ません。韓国の朱子学のいやらしい面が未だに生き続け学歴主義、建前主義が全部を支配し、複数の価値観がぶつかる中国のようなダイナミズムもなく、国内で差別がきつく誰もが差別されまいとして、学歴獲得に走る韓国は地上に存在するあらゆる国家の中でもっとも非人間的な国だと思います。日本は韓国など全く相手にせず、アジアは中国だけ直接相手にすればよいと思います。ソマリアよりも南アフリカよりも非人間的で貧しい国、それが韓国だと思います。

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