2007年08月25日

文化を理解する難しさ

エジプトにて

 エジプト在住の邦人から、「エジプトにいると、性格が悪くなる」という話をよく聞く。エジプト人にだまされたり、盗まれたり、ふざけ過ぎる行動に接して、疑い深くなり、相手を信じられなくなり、ストレスがたまって、短気になり、性格が何となくひねくれていく自分に気付くようになるからだ。

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 日本人同士が集まると、日ごろの鬱憤を晴らし合うことが多い。赴任当初のカルチャーショックは、トイレの構造から料理の味に至るまでさまざまだった。エジプト人と接して最初に疑問を感じたのは、道を尋ねると教えてはくれるのだが、間違っていることが多いことだ。あとで分かったのだが、エジプト人は「知らない」ことを恥と考え、知らなくても知ったかぶりをして確信を持って答えるという不思議な性質を持っているのだ。分からなければ分からないと言ってもらった方がありがたいのだが、彼らのプライドがそれを許さないのだろう。

 外務省などの官庁や各国大使館から航空会社、旅行会社などに至るまで、電話の待たせっぱなし、たらいまわし、責任者が見えない体質などは、自然とストレスがたまる。従業員教育が皆無のように思える。

 “穏健”な私も、あまりの行為に三度、手荒い行為に出たことがある。幸い三人ともそれ以降接客態度を変え、従順になってくれたが、ある面自分の「若さ」を感じてしまった。

(S・カイロ在住)

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この記事へのコメント

1. Posted by かもめ   2007年08月29日 19:44
そうですね〜。私も、そう思ってしまうんです。でもそれをエジプト人の友達に愚痴ると、「日本だってそうだ、世界中そうだ」といいます。外国に行ったことが無いくせにそう核心を持って言えるのはなぜ?と言いたくなります。
Margaret Nydellという人が「Understanding Arabs : a guide for Westerners」という本を1987に出しました。知らないといえないプライドとか、エジプトだけでなく、湾岸諸国やシリア、ヨルダンに渡るようです。また、20年前に書かれた内容が今もぴったり当てはまります。
残念ながら、Nydell氏は記述はしているものの、そういう人たちにどう対応すれば言いか、アドバイスはあまりありません。褒めることが大切らしんですが、S記者さんのおっしゃる状況では、褒めようがないですし…。

2. Posted by かもめ   2007年08月29日 19:50
すみません、上の文、確信が核心になっていました。お詫びします。
ただ、一つ思うのですが、日本人は「性格が悪くなる」のですが、エジプト人、だいたいがフレンドリーですね。こんな状況で、性格が悪くならず、フレンドリーでいられる人たちって、実はすごいのかも?と思ったりもします。
S記者さんの「手荒い行為」が何だったのか?と思いますが、その後改善したなら、大いに褒めて差し上げてはいかがでしょうか。きっと、それならって、頑張ってくれる…事を祈っております。
最後に、一言。エジプト人、よく言えば、「自分が大切」主義なのでしょう。これって、アメリカやイスラエルの国民性とも通じる所があるのではと思ったりもします。エジプト人が嫌いな所と似てるっていうのも、面白いです。

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