2007年08月27日

母子関係の情の深さ ひしひしと

英国から

 リバプールで二十二日、ごく普通の十一歳の男の子が自宅近くで、通りがかった十代の少年によって射殺されるという痛ましい事件が起き、英国中を震撼(しんかん)させた。

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 男の子はパブの駐車場でサッカーの練習をしていただけだったが、フードをかぶって顔を隠し自転車に乗った少年がいきなり何の理由もなく銃を発射したのだ。

 少年犯罪の凶悪化と異常さが話題になる一方で、筆者にとってもっと関心を引いたのは母親の息子に対する深い情の世界だ。撃たれた男の子の母親が即座に現場に駆け付け、瀕死(ひんし)の息子を腕で胸にかき抱き、救急車が到着するまで「私たちと一緒にいてね(死んじゃいけない)」と絶叫した、という。

 後日、母親は記者会見の場で「息子はわずか十一歳だった。ほんの赤ん坊だった。こんなことは起こっちゃいけない。続いちゃいけない。どうか私たちを助けてください」と語り、泣き崩れた。横には父親もいたが、母親ほどの切実な心情世界は表現できなかった。

 母親が最愛の息子を無残な形で失うのはどんなに悲痛なことだろう。イエスの死体を抱くマリアの姿(ピレタ像として描かれている)が二重写しになった。

 母子関係の情の深さは洋の東西を問わず普遍的だ。つい最近、実母を亡くした筆者には人一倍ひしひしと感じられる。

(G)

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sekai_no_1 at 08:51│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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