2007年09月08日

薬の処方で集団休診に

韓国にて

 数年前、集団休診で世間を騒がせた医療界が再び集団休診を決行した。原因は診療時に処方する薬を“成分名処方”に変更しようとする政府に反対するためである。成分名処方とは、特定の薬剤名でなく薬の成分名で処方することで、薬局の薬剤師が単価の安い薬を選び、患者の負担を減らそうというのが目的。その目的に加え、医療界と製薬会社の癒着を防止する狙いもある。政府の方針では、一定の試験期間を経て法制化し、実施する予定だ。

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 この決定に対して医療界が反発、集団休診に至っている。医師側は、同一成分だとしても、薬局で処方される類似薬品が同じような効果を発揮するか確信できないため、問題が起きる可能性が高いと言っている。薬剤師側は現在、特別な動きを示してはいないが、某有名大学のある教授は、成分名処方をすることで、薬局内の在庫を処理することができるため、薬剤師にとっては必要な制度と語っている。

 医師側の集団休診は本分を逸脱した行為だと非難されるべきだが、十分な検討とコミュニケーションを踏まえた上で政策を実行できない政府は叱責されるに値すると思う。このような性急な政策実行は、結局国民の税金に跳ね返り、無駄な人件費を使う原因になるからだ。小さな政府を目指した現政府が、巨大化している一因が性急な政策実行にあるのではないかと考えている。

(志田康彦・京畿道九里市在住)

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sekai_no_1 at 13:04│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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