2007年09月13日

鶏口となるも…

中国から

 トランジットで上海に立ち寄った。上海ではユニクロも開店しているし、吉野家や回転寿司、日本式ラーメンまである。いずれも結構、人が入って繁盛している。

★ 続きを読む前に、ご協力お願いします! ⇒ 人気blogランキングへ


 だが日本料理屋の邦人店長がこうつぶやいた。

 「中国人従業員を雇用するのは簡単なんだけど、その後が大変なんだ」

 「コップは音を立てずに置く、それこそ子供に教えるようなことを諄々(じゅんじゅん)と教えていかなければならない。それでも、一通り教え込んで、やっと一人前に育てても、足元をすくわれることになるんだ」

 「中国人はノウハウを身に付けると、すぐ独立しようとするからだ。それも店のすぐ前に、新しい店をつくったりという荒業を繰り出す」

 くだんの邦人店長は、あきれてものが言えない様子だった。

 だが文化や商習慣が違えば、人のビジネス感覚や人生の生き方も違ってくるのは当然だ。とりわけ中国は、「鶏口となるも牛後となるなかれ」といった人生哲学が大きく幅を利かせている世界だ。

 ビジネスのやり方を覚えていけると思えば、借金してでも自分で店を持とうという強いオーナー意欲が中国経済の活性化に一役買っている側面は否定できない。

 ただ、かつて農村の企業を意味する郷鎮企業が雨後の竹の子のように出ながら、皆同じような物ばかり作って、製品余剰で価格低落を招き墓穴を掘ったように、安易な右に倣えだとそれこそ轟沈(ごうちん)しかねないリスクを抱え込むことになる。

 それに少人数の店舗規模ならまだしも、組織力や専門家集団を束ねる力が勝負となる世界では、からきし中国は競争力を発揮できないデメリットともなる。

(T)

★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ

sekai_no_1 at 08:35│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

電子ブック
シベリア鉄道見聞録 ウラジオストクからモスクワまで、「ロシア号」6泊7日同乗ルポ! ほか電子ブック多数!
メルマガ

このブログは、メルマガ「ワールド・ニューズ・メール」と連携しています!


Profile
世界日報社
日刊紙を発行する新聞社。世界各地に特派員を配置し、海外情勢とオピニオンにめっぽう強い。日本初の電子新聞も運営中。
QRコード
QRコード
最新コメント
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ