2007年09月14日
分割払いでも金利ゼロ
ブラジルから
最近、ブラジルのスーパーや大手家電チェーンの売り文句でよく見掛けるものに「分割払いでも金利ゼロ」というものがある。
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事情通に聞けば、金利ゼロ商法の裏にはいろいろと理由があるという。それでも、ブラジルで「分割払い金利ゼロ」の売り文句を、初めてチラシで見た時は本当に驚いた。
それもそのはず、インフレ抑制のために世界で最も高いとされる政策基本金利を採用していたブラジルでは、庶民が「ローンを組む」となると膨大な金利を覚悟することが普通だったからだ。
政策金利の話をすると、ブラジルの中央銀行基本金利は、現在、11・25%、ほんの数年前まではなんと19%台だった。もちろん、市中で実際に出合う金利はそれをはるかに上回る。つい最近まで分割払いといえば、最低でも年率30%から40%が普通で、へたをすれば年率100%もあり得た。
記者も、最初は「この金利で誰がローンを組むのか」と驚いていたものだが、街中のスーパーや家電量販店ではローンを組む人が後を絶たない。ブラジル一般の給料レベルは物価に比べて低いので、生活必需品をそろえるにはローンに頼るしかないのが現実なのだろうと察した。
つい最近のことだが、マットレスを買い換えるためにベッド販売のチェーン店を訪問した。店員と交渉を楽しみながら「現金ならいくらだ」と値切ってみた。金利分が値段に上乗せされていると踏んだからだ。
しかし、提示された金額はローンとほとんど変わらない。「冗談だろう」と聞き返したが、「いや、現金でもローンでも値段はほとんど変わらないよ。銀行預金金利を考えるとローンの方が得かもね」との答えが返ってきた。高金利時代を妙に懐かしく感じたひとときだった。
(S)
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それもそのはず、インフレ抑制のために世界で最も高いとされる政策基本金利を採用していたブラジルでは、庶民が「ローンを組む」となると膨大な金利を覚悟することが普通だったからだ。
政策金利の話をすると、ブラジルの中央銀行基本金利は、現在、11・25%、ほんの数年前まではなんと19%台だった。もちろん、市中で実際に出合う金利はそれをはるかに上回る。つい最近まで分割払いといえば、最低でも年率30%から40%が普通で、へたをすれば年率100%もあり得た。
記者も、最初は「この金利で誰がローンを組むのか」と驚いていたものだが、街中のスーパーや家電量販店ではローンを組む人が後を絶たない。ブラジル一般の給料レベルは物価に比べて低いので、生活必需品をそろえるにはローンに頼るしかないのが現実なのだろうと察した。
つい最近のことだが、マットレスを買い換えるためにベッド販売のチェーン店を訪問した。店員と交渉を楽しみながら「現金ならいくらだ」と値切ってみた。金利分が値段に上乗せされていると踏んだからだ。
しかし、提示された金額はローンとほとんど変わらない。「冗談だろう」と聞き返したが、「いや、現金でもローンでも値段はほとんど変わらないよ。銀行預金金利を考えるとローンの方が得かもね」との答えが返ってきた。高金利時代を妙に懐かしく感じたひとときだった。
(S)
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