2007年09月15日

近づかない方がいい所

韓国から

 記者の通勤コースの近くにソウルを代表する遊興街がある。米軍基地を抱え(移転が決まったが)、兵役のために訓練所に行く列車の始発駅が目の前にあったため、昔から“名所”として知られていた所だ。

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 道の両側にズラリと並ぶ店から派手な化粧と衣装を身に着けた若い女性たちが、真っ昼間から客引きに余念がない。しかし、すぐそばにはコンビニや商店、派出所までが立ち並び、買い物客やサラリーマン、OLの往来も多い不思議な空間になっている。

 常日ごろから「韓国は治安が比較的いい国」と人には言ってきたものの、こうした遊興街を見るたびに疑問がわいていた。遊興街の元締めは組暴(日本の暴力団に相当)であることが多く、ときどき組暴同士の抗争があり、巻き添えの可能性もあるからだ。

 そんな遊興街に対し警察も取り締まりに乗り出した。まず三年前、性売買に関する法律が改正され、売春する女性はもちろん、買春した男性にも罰金や懲役が科されることになった。

 そして昨年は刑法に新条項を設け、組暴員であることをかさに着た行為には厳罰を与えることにした。善良な市民たちにとっては「ありがたい話」のはずだった。

 ところが、いつしか「性売買との戦争」と気張っていた警察の勢いはなくなり、組暴絡みの騒動も依然として後を絶たない。法の網の目をくぐった新種の犯罪に対応し切れなくなったというのが専らのうわさで、売春女性や組暴員の人権をうんぬんする市民団体の声も取り締まりの負担になっている。

 最近は、韓国の治安を尋ねられると「近づかない方がいい所も……」と言うようにしている。

(U)

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sekai_no_1 at 08:45│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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