2007年10月04日

秋夕の大移動に変化も

韓国にて

 九月二十五日は、韓国でも最大級の祭事である秋夕でした。日本の旧盆に当たり、“民族大移動”が展開されました。

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 この日は、一族が本家に集まって朝七時から茶禮と呼ばれる儀式を行います。女性が祭壇の準備をし、茶禮は基本的には男性のみで行われます。七代くらいまでの先祖をお迎えし、酒と食事をお供えし、世代ごとに感謝のあいさつを行います。この後、親戚の本家をあいさつ回りします。

 建設交通部の発表によると、秋夕のために移動した人は三千九百十万人で、この国のほとんどの人が移動したことになります。さらに、延べ二千十六万台の自動車が高速道路を利用し、国内の交通がマヒしたことは、言うまでもありません。

 新聞の記事を読むと、首都圏に人口の48%が集中していることと、交通体系を全く無視した大住宅団地の造成が、渋滞の最大原因であると分析していました。

 友人の話では、普段なら三時間半で行ける距離が八時間以上かかったということでした。場所によっては、十二時間以上もかけて帰省した人もいました。

 反面、ソウル市内はもぬけの殻と思いきや、実は映画館や水族館などの遊興施設に行った人も結構いました。私も水族館に行ったのですが、結構込んでいました。故郷が大都市になる次の世代になると、民族大移動が消滅していくのかもしれません。

(きょん・京畿道加平郡在住)

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sekai_no_1 at 14:37│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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