2007年10月05日

「微妙」な人々

フィリピンから

 フィリピンでは男性にも女性にも属さないような、微妙な人々を多く見掛ける。

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 一つは男性でありながら女性らしさにあこがれるバクラ。もう一つは、女性でありながら男性らしさを追求するトンボイと呼ばれる人たちだ。

 バクラの代表的な職種は美容師。彼ら以外の美容師を見つけるのが難しいほどフィリピン社会に定着している。

 もちろんバクラが働いている美容院には、大人から子供までの女性が普通に通う。この国の美的センスは彼らが担っているといっても過言ではない。テレビ業界でもバクラはピエロ的な存在として、コメディー番組では欠かせないキャラクターの一つとなっている。

 一方のトンボイはハードボイルドを追求しているだけあり、あまり目立たない。容姿は短く刈り込んだヘアスタイルが特徴で、見掛けはちょっと小太りなオジサンといった感じが多い。トンボイという呼び名は英語の「tomboy(おてんば娘)」から来ているといわれている。

 トンボイは警備員をやっているのをよく見掛けるが、たまにタクシー運転手も見掛ける。バクラのように派手でおしゃべりではないので、彼らの実態は謎に包まれている。

 一度、バクラがデパートの女性トイレに平然と入っていくのを見て驚いたことがあるが、多くの女性にとってバクラは一緒に買い物に行ったり、おしゃれの話をしたりと、限りなく同性に近い存在として受け入れられているようだ。

 フィリピン人は外国人に寛容といわれているが、同じようにバクラとトンボイに対する差別もほとんど聞いたことがない。彼らの社会への溶け込みぶりは、異人種に対するフィリピン人の寛容な姿勢を象徴しているように思える。

(F)

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sekai_no_1 at 09:46│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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