2007年10月05日

美しい風景に鳥の群れ

米国にて

 ダラス市内から北へ車で三十分ほど行くと、青い空、緑の大地が一面に広がる。そんな美しい風景に時折、不気味な黒い影が見える。

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 初めてそれを見たとき、ハチなどの昆虫の群れかと思った。近づいてみると、それはスズメとハトの中間ほどの大きさの真っ黒な鳥の群れだった。だが、鳥の種類はいまだによく分からない。

 宅地造成が盛んに行われているこの地域では、あちらこちらで地面を掘り起こしているので、地中の虫などが地表に現れ、この鳥たちの絶好の食糧となっている。さらに、これといった天敵もないためか、繁殖を続けている。

 そして、いつも群れを成しているので、電線に止まっていると二、三本の太い線が描かれたようになる。突然飛び立つと、まるでヒチコックの映画「鳥」の一場面のような状況が展開する。しかも、なぜか地面スレスレに飛んでくることも多く、車に当たって哀れな死骸となって地面に転がっていたりもする。

 その鳥たちは、夕方に薄暗くなっても飛び回っており、鳥目ではないようだ。さらに真夜中には木に集まり、キィキィとうるさい。それを聞いてビートルズの「ブラックバード」を思い出した。また、木陰に駐車すると、朝になって車が鳥の糞だらけになってしまう。光るものを見ると糞をかける習性があるらしい。

 このやっかい者、何とかならないだろうか。

(Won・テキサス州在住)

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