2007年10月08日

新年は悔い改めから

イスラエルから

 イスラエルでは、毎年九月は休日が特に多くなる。新年と贖罪(しょくざい)の日(ヨム・キプール)、仮庵の祭り(スコット)などがあるからだ。イスラエルの暦は陰暦を基本としながらも、陽暦とのズレを最小限にとどめる工夫がなされているため、新年は毎年九月に始まる。イスラム暦が毎年十日ぐらいずつ太陽暦からズレていくのとは対照的だ。

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 今年の新年は九月十二日だった。その日から十日目が贖罪の日、元日から始まった十日間の悔い改め期間の最終日となる。その日から五日後に始まる祭りが「仮庵の祭り」で、今年は二十六日の夕方から始まり、一週間続く。

 この間、官庁の、休日以外の仕事は午前十一時や午後の二時で終了するし、学校は数日あるだけで、ほぼ休日だ。大学生たちは夏休み入り後、ほとんどが休日だったことになる。

 それにしても、一年の初めを、「悔い改め」から出発するという生活伝統は、イスラエルがいかにユダヤ教の教えを忠実に守っているかを表している。日本でももちろん新年は、心身共に清めて新たな出発を誓うのだが、お正月は楽しいものとの感覚がどこかにあり、おいしいものをたらふく食べることはあっても断食などはあり得ない。ところがここでは、神の前に自らの罪を悔い改め、贖罪の日には断食をして心身共に清め、一年を出発するのだ。その後すぐ、モーセに率いられたイスラエル民族の苦難を偲(しの)ぶ一週間があるのだから徹底している。

 面白いのは、街が全く静寂になる日(安息日や贖罪の日)と、ドンちゃん騒ぎに明け暮れる日がはっきりと別れていて、妙に生活のけじめがついていることだ。

(M)

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