2007年10月11日

代替燃料に練炭を使う

韓国にて

 最近、また石油の値段が上がった。石油価格の高騰は物価に影響するだけに心配だ。私が乗っている車は燃料が軽油だが、五年前に比べると約二倍になり、軽油車のメリットがなくなった。ガソリン代の半分は税金といわれ、税金を下げれば値段も下がるのだが、今の政府に減税の意思はないようだ。

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 物価は年々上昇し、日本と比べて安いと感じるのは交通費だけといってもいい。確かに、全体的に暮らしの質は高くなってはいるものの、物価が高いと感じるのは、それだけ庶民の生活が苦しいという証拠だ。年末に行われる韓国の大統領選挙は、野党のハンナラ党候補であるイ・ミョンバク氏が圧倒的な人気を集めている。これは経済政策に強い彼の手腕に期待している国民の声とも受け取れる。

 石油価格の高騰に関連して、最近練炭を使う人々が増えてきたというニュースを見た。練炭は一九七〇、八〇年代にオンドル(床下暖房)の燃料としてよく使われていたものだが、石油やガスなどの高騰で使う人々が増えてきているのだ。

 練炭には思い出がある。一度、練炭を配達する仕事を手伝った時、練炭の墨で体中が真っ黒になった。昔は、地域ごとに練炭置き場のようなものがあり、そこに配達をするのだが、小道でトラックが入れず、リヤカーで運ぶ重労働だった。大汗をかいた分だけ、墨が染み込み真っ黒になった。今では懐かしい思い出だが……。

(志田康彦・京畿道九里市在住)

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sekai_no_1 at 13:09│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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