2007年10月13日

頭下げなかった国防相

韓国から

 先の南北首脳会談に同行した韓国の金章洙・国防相が、北朝鮮の最高指導者・金正日総書記と握手した際に頭を下げなかったことが、こちらでしばらく話題になった。会談期間中、握手する機会は二度あったが、長身の金国防相は、いずれも「気を付け」の姿勢で上から金総書記を見下ろしたからだ。

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 “格”からすれば、頭を下げるのが自然だ。相手は曲がりなりにも国家元首であり、自分は閣僚。南北問題を扱う担当省庁・統一省の長官をはじめ他の随行員たちは皆、頭を下げていたし、情報機関トップである国家情報院長に至っては、両手で金総書記の手を握り締める丁重ぶり。金国防相が目立ったのも仕方がない。

 数人の閣僚らは大統領の横に座って首脳会談に臨んだが、金国防相は同席せず、「頭を下げられなかったことに金総書記が腹を立てたからだ」といった憶測まで飛び交った。

 金国防相は帰国後、記者たちの質問を「背の高い自分が頭を下げれば、金総書記の頭とぶつかってしまう」と冗談交じりにかわしたが、北朝鮮の体制宣伝で知られるマスゲーム公演「アリラン」の観覧については、「六十八万韓国軍人の長として体制宣伝の表現には拍手を送れない」とも語ってみせた。南北の軍事的対立が続く中、その一方の国防をつかさどる者としては「譲れない一線」だったのだ、という本音をのぞかせた発言だった。

 金国防相の行動に、韓国では「よくぞやった」「カッコイイ」という世論も起こった。北朝鮮をできるだけ刺激せず、北朝鮮の要求は最大限受け入れようという今の韓国政府の「言いなり外交」の中にあって、軍人として毅然(きぜん)たる態度を貫いた姿は、新鮮かつ一種の驚きをもって受け止められている。

(U)

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sekai_no_1 at 08:59│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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