2007年11月02日

「メリークリスマス」は禁句

フィリピンから

 本格的なクリスマスシーズンを前にフィリピンのマニラ国際空港当局は、職員が「メリークリスマス」と利用客にあいさつすることを禁止した。禁止した理由はなんとチップの要求のように聞こえるからだという。

★ 続きを読む前に、ご協力お願いします! ⇒ 人気blogランキングへ


 徐々に改善されているとはいえ、ネットで見掛ける旅行ガイドや旅行記では、空港職員のチップ要求への対処法が話題になるほどマニラ国際空港の悪評は高い。

 私も職員風の男に入国カードに記入してやると言われ「千円、千円」と日本語で要求されたことがある。日本人を見つけては勝手に荷物を運んで、「気持ち、気持ち」と迫る連中もいまだにいるらしいから、メリークリスマス禁止令がどこまで効果を上げるのかは大いに疑問でもある。

 地元の新聞によれば、メリークリスマスだけでなく「電気代が払えない」「まだ朝食も食べていない」などと利用客に訴えるのも禁止になったという。とにかくかわいそうな人を放っておけない人情肌のフィリピン人には効果的な決まり文句かもしれないが、こんなご近所感覚を国際空港内にまで持ち込まれては、何も知らない外国人は困惑するしかない。

 これがお国柄なのかもしれないが、国民の一割以上が海外で働いている出稼ぎ大国にもかかわらず、国際的な常識が国の玄関口である空港にすらなかなか根付かないのはとても不思議に思える。

 メリークリスマス禁止の背景には空港利用者から苦情があったのだろうが、季節のあいさつまで金銭の要求に聞こえてしまうほど空港職員の腐敗が深刻化しているともとれる。この時期に渡航する方はご注意あれ。

(F)

★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ

sekai_no_1 at 10:38│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

電子ブック
シベリア鉄道見聞録 ウラジオストクからモスクワまで、「ロシア号」6泊7日同乗ルポ! ほか電子ブック多数!
メルマガ

このブログは、メルマガ「ワールド・ニューズ・メール」と連携しています!


Profile
世界日報社
日刊紙を発行する新聞社。世界各地に特派員を配置し、海外情勢とオピニオンにめっぽう強い。日本初の電子新聞も運営中。
QRコード
QRコード
最新コメント
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ