2007年11月08日

撒き餌商法

タイから

 アパートにある庭のメンテナンスを引き受けているのは、ミャンマー人のワーカーだ。そのミャンマー人から宝くじの賭けをしないかと持ち掛けられたことがある。次週に発表される宝くじの一等当選番号の一ケタ台の数を当てるというものだ。当たれば掛け金が十倍になり、外れれば掛け金は戻らない。

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 その時は、数を当てても当のミャンマー人が配当金を手当てできるかいぶかしく思っていたので、応じることはしなかった。

 だがこれでは確率論からいって、この違法賭博の「親」にもうけは出ない。こうした違法賭博が企業内でもはやっているという。どうなっているのか不思議だったが、最近、ようやくビジネスのからくりが判明した。
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 結論から言うと、竿(さお)竹屋商法に似ている。竿竹を荷台に積み、軽のライトバンで町を流している竿竹屋は、格安の竿竹でもうけているわけではなく、それを糸口に高い竿竹を売ったり、家の改修話を持ち掛けたりといったものにつなげて利益をたたき出しているのだ。いわば格安の竿竹は、本命ビジネスの撒(ま)き餌というわけだ。

 この違法賭博も次なるビジネスがあった。庭師のミャンマー人がやったのはそういうわけではなかったろうが、企業ではやっている違法賭博は、代金が滞った社員が、原材料や製品などの抜き取りや製品データや顧客リストなどといった企業内機密情報を盗み出すといった企業内犯罪に引き込まれ、犯罪グループに加担させられる羽目になるのだ。

 いわば社内犯罪の手先をリクルートするための手段として違法賭博が使われていたのだ。

 こうした犯罪グループは、違法賭博のほか金貸しビジネスにも手を染めている。返済できない社員が「抜き取り」を強いられたり、「麻薬の売人的行為」をやらされたりといったケースもある。

(T)

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sekai_no_1 at 09:04│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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