2007年11月15日

キッコーマンの広告

米国から

 「んっ?」。九月中旬、米大手紙をペラペラめくっているとき、少し変わった広告が目に入った。

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「Arigato, America」――。一ページ全部を使って掲載された広告には、大きな文字でこう書かれている。

 実はこれ、しょうゆメーカーのキッコーマンが米国進出五十周年を記念し、消費者に謝意を示すために掲載したもの。同社の茂木友三郎会長が満面の笑顔を浮かべている写真も印象的だった。

 キッコーマンしょうゆは今や、米国でもしょうゆの代名詞になっており、どのスーパーでも売られている。一九七〇年代から現地生産を行うなど、五十年に及ぶ営業努力の賜物だろう。

 しょうゆは自動車や鉄鋼などとは異なり、貿易摩擦が起きようがない分野。それだけに、同社の発展は米国で好感をもって受け止められている。米議会では同社の貢献をたたえて、「キッコーマン感謝決議案」が提出されているほどだ。

 日本は人口減少社会に突入しており、米国で市場開拓に取り組む日本の食品メーカーは数多い。先日、ワシントン郊外の韓国系スーパーで開かれたイベントでは、試食会を開いた食品メーカーの大半が日本企業だった。

 そこではキッコーマンもテーブルを出していたが、PRしていたのは、しょうゆではなく、豆乳だった。「しょうゆだけでは限界があるので、豆乳にも力を入れています」と同社の営業担当者。豆乳は日本では販売していない、米国人向けのオリジナル商品だという。

 自動車や家電とは違い、日本の食品が米国の市場を一気に席巻することは難しいだろうが、日本企業の地道な努力によって、しょうゆのように米国の食卓に定着する食品が増えることを期待したい。

(J)

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