2007年11月19日

気軽に海外移住する国民性

英国から

 先週半ば、妻が親しくしていた、近くに住んでいる夫人から電話があり、「明朝、オマーンに引っ越すの。向こうからまた連絡します」とのこと。同夫人は英国人の夫が現地で始めた石油関連ビジネスが軌道に乗ったため、半永久的に居を移すようだ。また、筆者の知人のオーストラリア人も八年間の英国生活に区切りをつけて七月末に去っていった。

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 東欧などからの移民流入急増問題が大きなニュースになる一方、英国を出る海外移住者や転出者の数も年々増加している。先週発表された人口移出入統計によると、昨年度一年間に英国から海外に移った人は四十万人に達し、同統計記録が始まった一九九一年以降で最高になった。この中には英国に一年間以上住んでいた外国籍の十九万人余りも含まれているものの、それを差し引いても二十万以上の英国民が海外脱出していることになる。

 なぜ脱出するのか。若者たちがチャンスを求めて海外に雄飛するほか、温暖な南欧にセカンドハウスを持って暮らす年金生活者たちが増えたこともあるが、一般的には生活の質が低下して住みにくくなっているのだ。高い税金と物価高、治安の悪化、医療サービスの貧弱さなどに加えて、礼儀やマナーが失われ社会全体がギスギスしている。

 こうした不満はどこの国でも多かれ少なかれ見られる現象ながら、嫌になったらさっさと気軽に海外移住してしまうのは、世界中に出掛けて行き大英帝国を築いた英国人ならではの冒険好き、放浪衝動を持つ特異な国民性の故かもしれない。

(G)

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sekai_no_1 at 08:58│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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