2007年11月26日

新たな観光地バハレイヤ

エジプトから

 エジプトといえばピラミッドやスフィンクス、ミイラなどを思い浮かべる方が多い。クレオパトラや、そのゆかりの地アレクサンドリアもその一つだが、近年では、シャルムエルシェイクを中心とした紅海沿岸のリゾート地がダイバーの天国として注目度を増してきた。しかし、最近また別に、脚光を浴びだした観光地の一つがバハレイヤ・オアシス。

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 同オアシスは、首都カイロからおよそ三百六十五キロの地点にある、人口三万五千人の小都市。二年前までは二万五千人だったというから、この二年間で一万人も増えた。人口急増の理由はナツメヤシを製品化する工場が新たに三つも建てられ、工場が合計二十にもなったことが一因。工場からは毎年二千トンもの乾燥ナツメヤシが東南アジアに輸出されているという。

 観光開発では、月世界を思わせる白砂漠、鉄鉱石に表面を覆われた黒砂漠をはじめ、温泉、第二次世界大戦で戦場となった山々、九千九百年前に生きていたマンモスの残骸(ざんがい)などもあり、それらをまとめた砂漠ツアーが人気だ。ことに温泉は、地下百−千メートルから、既に三百九十八カ所も発見されており、事業化されれば一大静養地になる可能性がある。鉄や色とりどりの砂、地下資源、アプリコットやナッツ類、オレンジなどの果実や果物も豊富だ。

 観光客は、二年前は二万人程度だったが、今年は七万人にもなり、地元の観光業者は、ここ三年以内に二十五万人を超えると予想している。

 さらに、最近日本でもテレビで放映されたように、ここにクレオパトラの墓があるのではないかとみられている。

 バハレイヤは、ファラフラ・オアシスやシイワ・オアシスともつながっている交通の要所でもある。クレオパトラはシーザーとともに、シイワ・オアシスにまで足を延ばしたとされている。

(S)

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