2007年11月29日

金属窃盗の被害が増加

中国にて

 最近二カ月間で「マンホールのふた」が盗まれる事件が百二件に上ったことを香港当局が報告していた。

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 盗まれたふたは重さ三十キロで一個約四百香港ドルの闇価格で取引され、窃盗団は約五万香港ドルの収益を得たと考えられる。

 政府の対策として、マンホールのふたを鉄の棒で固定し、関係者以外は開けられないように対策を講じているが、香港にはたくさんのマンホールがあるので、すべてを鉄の棒で固定する時間的余裕がない。今新しい方法として考えられているのが、鉄製のマンホールのふたをプラスチック製に変えることだ。おそらくこれが最適な方法だろう。

 また警察は、廃品回収業者に、出所がはっきりしないマンホールのふたや疑わしい廃品には関与しないようにと警告を出している。

 八カ月以内に、金属物が盗まれた件数は千八百八十九件にも上り、金属窃盗団は可能な物はありとあらゆる物を盗んでいる。ビルの鉄製ゲート、落雷よけの屋根の避雷針、廃品回収業者の敷地にある金属物。それだけではない。町に設置されている鉄製のごみ入れ、公衆トイレのペーパーホルダー、道路標識、地下鉄のレール等々。

 今年六月、労働者が不運にもふたが盗まれたマンホールの穴に落ちたが、幸運にもけがはなかった。夜とか目の不自由な人には危険度が高いので、政府としては早々に対策を講じる必要がある。

(下根 森・香港在住)

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sekai_no_1 at 13:10│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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