2007年12月29日

観光に伴う事故が急増

エジプトにて

 エジプトへの観光客は、一九九七年のイスラム過激派によるテロ(ルクソール事件)で、日本人観光客十人を含む六十二人が殺害されてから一時減少に転じたが、その後徐々に回復・増加し、今や年間一千万人を超えるようになった。

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 ところが観光に伴う事故がこのところ急増している。ことに外国人旅行者が巻き込まれている最近の事故は水難事故と交通事故だ。昨年十一月後半の半月間に新聞に掲載された事故だけでも水難事故二件、交通事故二件だ。これは氷山の一角で、実際は多くの事故が発生しているものとみられる。

 十一月十八日付アルアクバル紙は、紅海沿岸のリゾート地ハルガダで、ロシア人とドイツ人三十四人の観光客を乗せた観光用フェリー二隻が珊瑚礁に乗り上げ、三十四人が海中に投げ出されたが、沿岸からのボートにより全員救助、一隻は大破、と報道した。同二十三日付同紙には、マルサ・アラム地域でダイビング中のロシア人観光客三人が行方不明、との記事が出た。ダイビングやシュノーケリング中に死亡するケースは時々あり、要注意だ。私の経験からも、ボートで珊瑚礁まで行って降ろされた後、幻想的な美の世界に浸れ最高だが、はっと気が付くと、皆同じような色・形の船ばかり並んでいて、戻るべき船がどれか分からなくなった。

 観光客の急増に伴う政府や観光業者の、事故防止努力も厳しく要請されるが、観光客も現実を厳しく見つめる必要がある。

(S・カイロ在住)

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この記事へのコメント

1. Posted by ココ   2007年12月30日 13:22
初めまして。ココと申します。

2000年頃、エジプトに旅行に行きたかったのですが、
見合わせたことを思い出しました。

ボート見つかってよかったですね。
どのようにして船を見つけられましたか。
気になります。。。
2. Posted by S・カイロ在住   2007年12月31日 07:10
ココ様、ご返事申し上げます。いつの間にか同様の船が数隻になっていましたので、そちらに向かいましたが、眼鏡を外してますので、船名や船員の顔がわからず、うろうろしていたところ、私が乗った船からロープが投げられてそれに捕まり、引き上げられました。
一度、珊瑚見物中にふと振り返るとボートの姿がなく(珊瑚礁から遠ざかったと思われる)あわてましたが、まもなく船が現れてホッとしました。日本人のガイドなら、想定事項を前もって説明するのですが、現地の船員は 言葉も不自由で、説明もなく降ろし、想定外の行動をしますので、慌てさせられます。行かれる時は、ご注意を。
3. Posted by karu   2008年01月05日 20:35
在エジプト日本大使館のHPを調べてみましたが、他国の人の事故はもちろん載ってないですね。日本人の事件も、更新が無いようで、忙しいのか、担当者が忘れているのか、事故が全くないか、どれなのでしょうね。
個人よりは、大使館の方が情報が集まりやすいから、そういう情報を載せてくれるとありがたいのですけれどね。
4. Posted by S   2008年01月07日 04:04
在エジプト日本大使館は現在、三カ月ごとに事件の掲載をしているとのことで、担当者が忘れているのでもなく、事故が全くないのでもないと思われます。
5. Posted by か   2008年01月15日 16:01
早速のお返事ありがとうございます。
私の見たのは、安全情報の邦人の被害例です。平成18年12月11日以降は何も載っていません。更新日の記載がないので、更新無しか、被害無しかわからなくて。まあ、例だから一部だけで十分かもしれません。

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